けいはんな線の長田〜生駒間が東大阪線と名乗っていた頃から活躍している7000系は学研奈良登美ヶ丘延伸の前に更新工事と最高速度の引き上げが実施され、その時に登場した増備車の7020系に似た外観になりましたが最近は行先表示のフルカラーLED化や車内表示器をLCD化した編成も現れており、趣味的に面白い形式になっています。直通先のOsaka Metro中央線が来年(2025年)1月19日に夢洲まで延伸されるためそれに対応した工事も行われており、運転台のT型ワンハンドル化等中央線でのワンマン運転に備えた仕様になっていますが夢洲延伸を前に実施するダイヤ改正(変更)では中央線のワンマン化は実施されず、引き続き車掌乗務によるツーマン運行となるようです。
(2023.1.3 学研北生駒にて撮影)
けいはんな線の高架区間を走る7000系HL01です。同系は1984年に試作車が4両造られ、当時の東大阪生駒電鉄が試運転に使用していましたが同社は旧東大阪線の開業を前に近鉄に合併されたため営業開始時には近鉄の車両になっていました。ただトップナンバーであるHL01には試作車は含まれておらず、6両全車が量産車で統一されており旧東大阪線の開業時にはこの編成を使用して生駒で出発式が行われました。
(2023.1.3 生駒にて撮影)
続いてはコスモスクエアへ向かうHL03です。この編成も見た目は他の7000系と変わりませんが生駒方から2両目のモ7503は試作車で、量産車の中に1両だけ試作車が組み込まれる特徴的な編成になっています。なお他の試作車は中間車を3両新造して6両固定した上でHL02になり、両先頭車(ク7102・ク7602)は乗務員室の扉が量産車より低いため見分けるポイントになっています。