今回は非鉄な内容です。年賀状を旧知の方と毎年交換しており、郵便局の年賀はがきに家庭用のインクジェットプリンターで印刷して作っていますが、非常に悩ましい事態に翻弄されておりました。プリンターの専門家にも相談するも解決できず、漸く解決方法を見出して先ほど印刷を終えることが出来ました。ことの顛末を記録しておくことにします。

 

市販の一般的な年賀状ソフトを利用して、干支の絵に挨拶文言・差出人名を作り、付帯の住所録から宛先と共に、国内メーカーC社製のプリンターで印刷しているのですが、表裏とも絵/文字が二重に印刷される(左側に薄く重なる)不具合が出ます。1年前の年賀状作成時点で気が付くも、年末の時間的な制約から、恥ずかしながら二重印刷のままで発送せざるを得ませんでした。

 

この状況では、二重印刷にも気付かなほど老化により視力が衰えたのか、それとも爺さんもいよいよボケが始まったかと、思われても仕方がありません。今年こそは改善して「私ボケてません」アピールをすることにしました。

 

印刷インクは新品をセットし、プリンターメーカーがWEB上で公開している「【インクジェットプリンター】罫線がずれる/文字が二重になる」に従って、「プリントヘッド位置を自動調整する」を試すも何ら改善の兆しなし。更にパソコンに備わったユーティリティを使用して「パソコンからプリントヘッド位置を手動調整する」を立ち上げ、不足のプログラムもダウンロード/インストールするも、このツールに対応したプリンターが見つかりませんと表示され、いよいよ行き詰まりました。現状は、Excel表の印刷や印刷物のコピーは、通常の用紙トレーに収容したA4版の普通紙には何の問題もなく綺麗にプリントされますが、後方トレーから手差しする年賀はがきだけが二重印刷になるのです。

 

そこで専門家に相談してみることにして、WEB上で見つけた24時間対応のサポートオンライン相談(チャット形式)に頼り、専門家から有益なアドバイスを受けながら色々と試すも改善に至らず。アドバイス終了後にふと思い立って、後ろトレーからA4版の普通紙を挿入して印刷してみると、なんと綺麗に印刷できました。二重印刷では左側に薄く重なる症状が見られるので、後ろトレーからの紙送りに際して、横幅が目一杯のA4版用紙ならズレなく紙送りされ、横幅の少ないはがきだと横揺れが生じるからではなかろうかと推測。そこで、A4版の普通紙に年賀はがきをマスキングテープで貼り付ければ行けるのではと、所定位置に貼付けて再設定して挑戦するも二重印刷になってしまいました。

 

色々と試す内に、年賀はがき使用時には「インクジェットはがき」モードに設定しており印刷時の紙送り速度が遅いこと、A4版普通紙で「普通紙」モードに設定して印刷する場合には紙送り速度が速い(高速である)ことに気が付きました。インクジェット対応の年賀はがきを使用していますが、プリンター側の設定を敢えて「普通紙」モードに設定して印刷してみると、高速紙送りとなって、見事に二重印刷が解消されました。やったー歓喜!

 

解決までの経緯をかなり端折って記載しましたが、非常に長い日数を要しました。専門家に相談しても解消できなかった時には、プリンターの寿命かとも覚悟しましたが、今回は対症療法ながら無駄な出費を抑えることができてホッとしたところです。写真はKATO製のDD51旧製品(品番7002)ですが、この僚機となる新製品が明日には届く予定です。