今日はDCC自動運転の話です。本線を逆向きに渡る運転をする場合に衝突の恐れがある😲、これを回避するためのロジックを組んでみました。まだ1カ所だけですがなかなか大変、またも複雑な話になりますが、段々出来なかったことが出来るようになって行きます😁。
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ニセsensorを沢山作ることでリアルな自動続行運転が出来るようになったところまで書きましたが↓、まだまだやることがあります。今回は写真の2編成、455系急行形電車(KATO;DCCアドレス4551)と、西武新2000系(GM;同2517)を運転しつつロジック構成、検証をやりました。
JMRI(Java Model Railroad Interface;自動運転をサポートするフリーソフト)で作った路線図です。今回は逆向き運転;西武電車2517が下2を右向きに出発し、57区画から下り本線37区画を逆向きに跨いで38に入り、偶数番号の上り本線区画を走行して行く場合を考えます。
下2から出発すると2本のダブルクロス間だけですが、下り本線経由で上り本線に入ります。ここに下り列車がやってきたら..衝突しますよね~😲。(スマホの設定がおかしくなっていたため写真の色調が変です😅)
1周して下2に戻る場合も一緒です。P22,P23ポイントを渡って下り本線を跨いで下2へと進みます。
やはり上り本線から下り本線を跨いで進入する
タイミングが悪ければ下り455系がやって来て危ないことに..最初のリンク記事に書いたようにJMRIでは恐らく考慮されていない自動続行運転を実現するために方向センサーを信号ロジックからあえて外すということをやって運転しているので実際このようなことが起こり得ます😲。今回はP22,23側の衝突回避ロジックを組んでみました。
先ず作ったのがコレ、AR22-23というボタンです。22,23番ポイントの逆走渡り運転を許可するもので、方向センサー等と同じく自分で作る内部センサーです。出発信号機なんかも同じなんですが、スイッチのように使えます。図の黄色表示(センサーがInactive)の時は下り線を跨いでも危険は無いという意味ですが、Logix NG(白地の画面)の?から始まる条件(沢山あります)の時は危険=赤(センサーActive)に自動で変わるように設定しました。ヤバい😲と思った時は手動で赤にすることも出来ます。
例えば下り線7,9区画に列車が居たり、自動運転の割当てがなされている(白表示)場合はAR22-23が赤、矢印の信号が赤になるように仕組んで2517を止めます。
実際自動停止したところです。
14~12区画の間に作ったニセsensor(表記は無いですがD14区画)、今回作ったものではなく最初のリンク記事で続行運転をリアルに~赤信号時にスムーズに停車するようにする既存のものですが、AR22-23が赤の時にも車両検知にしない=スムーズに止めるロジックを追加しています。
D14ニセsensorが車両検知しない状態ではその先の自動運転区画割当てをしないようにもして、下り455系4551が通過するのを待ちます。
下り455系が通過すると
AR22-23が黄色に変わり、D14が在線検知になるので、P22,23区間の自動割当が再開され2517は自動再起動します。複雑すぎるので一部かいつまんで書いた部分もありますが、衝突回避ロジックの概要です。これで放っておいても危険な時は自動停止がかかるようになりました😁。
最悪のケースとして渡り線に危険が無く、P22ポイントまで2517の自動割当てが進んだ瞬間に7区画に下り4551の割当てが入る場合ですが、両者の割当てが混同してどちらも緊急停止がかかるようです。この場合は自動運転を解除して手動操作が必要になりますが、今の所解決策を思いつきません😅。ひとまずぶつかることは無い ようです。この最悪のケースがどの位の頻度で発生するか?使ってみないと分かりませんが多くは無い気がします。
P23まで2517の割当てが進んでいれば今度は455系が写真右上の位置で自動停止して西武2000系の通過を待たされる..ということになります。
今回1カ所だけですが、それでも色々考えて、思った通りの動作をするようになるまで大変でした😅。類似のロジックをあちこちに作らなければなりません。この写真のように同じP22ダブルクロスを逆向き=上り線を跨いで下りに入る運転なんかもあって、今回作ったロジックとも絡むでしょう。全てを上手く成り立たせるか?分からない部分もあるんですが、順次やってみます。アタマ爆発🤯のロジック作りですが、出来なかったことが出来るようになって行くのは楽しいプロセスでもあります。
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