えちごトキめき鉄道の豪華観光列車「雪月花」に乗ってきました。
熱々の「釜めし」を食べてきました。
前回の料理に続き、今回は停車駅・車両・接客など他の話題。
【1】雪月花とは
えちごトキめき鉄道の「雪月花」に、1年半ぶりに乗車しました。
既存の車両を改造した観光列車が多い中、「雪月花」は新しく作られた車両です。
ですから、窓が大きく、空も見上げられます。
雰囲気は異なりますが、2両とも食事をする車両です。
(↑↓上と下の写真は2017年撮影)
車両も食事も豪華なだけあって、24800円と値段も高価です。
それでも満席の日が多く、予約が取りにくい人気列車になっています。
【2】カウンター付近
飲み物を出すカウンター付近の様子です。
車内販売のポストカード類です↓
ブレていますが、クリスマスツリーです↓
新潟の日本酒も、注文できます↓
記念スタンプ、そして硬券にハサミを入れることができます↓
【3】糸魚川から乗車
私が乗ったのは、午後の便です。
糸魚川13:59発、上越妙高16:45着の「百年料亭、熱々釜めしコース」です。
糸魚川で北陸新幹線を降りて、改札を通ります。
公式ホームページからのネット申込みの場合は、現在は郵送するものはありません。
ですから、えちごトキめき鉄道の改札は、申し込みメールを提示して入ります。
雪月花は特急でなくて「リゾート」表示でした。
観光急行も入線していました。
ちなみに、雪月花に乗るのに「大人の休日倶楽部パス」を利用しました。
JR東日本の端の上越妙高駅から、はみ出した区間だけ別払いです。
自動改札が優秀で、駅員さんの案内で、この2枚を同時に投入して通ることができました。
【4】観光急行も停車中
雪月花の発車前には、交直流電車の「観光急行」も、糸魚川に停車します。
この日の片側には、兼六のヘッドマークです。
土曜とはいえ、観光シーズンではない寒い冬です。
市振方面から到着した時点では、乗車は4人だけ。
糸魚川から乗って、約12人になりました。
スタンプもありました。
車内販売はないのですが、神社はありました。
【5】料理を楽しむ
糸魚川駅から、いよいよ雪月花に乗車です。1年半ぶりの乗車です。
豪華な料理は、前回も説明しましたので、写真3枚にとどめます。
《3段の重箱》
繊細な和食が詰まっています。
《釜めし》
直江津駅で、熱々の釜めしが積み込まれます。
《法王のティラミス》
ローマ法王に出されたティラミスです。
詳しく料理をまとめた前回の記事はこちら↓
途中の停車駅の様子です。
【6】筒石駅
トンネルの中の駅、筒石駅です。
珍しい駅ですので、鉄道ファンでない人も、関心が出ます。
階段を上って地上に出る時間はありませんが、少し上まで行く人も。
トンネルを出ると、すぐ海岸になります。
この日は、冬らしく曇りでした。
【7】直江津駅
直江津駅で進行方向が変わります。
いろいろな車両がホームに停まっています。
横須賀線色の「スカ色」に塗られた車両もあります。
雪月花に「釜めし」が積み込まれました。
これをホームで見ていると、ぜひ乗って食べたいと思うのでは?
(24800円ですから簡単には乗れませんが、乗るなら釜めしの便に乗るぞ!と決意するのでは?)
そして!
名物となった駅弁の立ち売りも、ホームで実施していました。
この立ち売りは、人吉駅が運休中だから、折尾駅と、力餅の峠駅くらいかな?
妙高高原に向けて発車します。
駅弁の立ち売りの方、そしてアテンダントさんの一部はこちらで降りて、見送ります。
以前に丁寧に応対してくれたアテンダントさんも、降りてしまいました。隣の車両担当だったようで、ひとことしか話できませんでした。
【8】二本木駅
スイッチバックで知られている二本木駅でも、ホームに降りることができます。
周辺や駅舎の様子を説明してくれます。
豪雪地帯ですから、スプリンクラーが稼働しています。
【9】妙高高原駅
妙高高原駅で折り返しです。
12月7日ですから、まだ積雪は少ないですが、ホームにも雪があります。
標高も高く、510mほど。平地より更に寒く感じます。
【10】上越妙高で終了
新幹線の接続駅、上越妙高で観光列車は終着です。
お土産にラスクが配られました。
次の新幹線まで少し時間があったので、余韻に浸れました。
【11】高い接客水準
雪月花のアテンダントは、高い接客水準を維持しているのには、驚きました。
1年程度のいわば新人アテンダントでも、すごく立派な接客なのです。
たとえば、乗客をハッキリと名前で呼んでくるのです。事前に名簿をチェックしても、乗客がホームに降りている時でも名前で呼びかけられたのには驚きです。
立派な接客の中身ですが、「ビシッと決めた統一された接客」とでも言えば良いのでしょうか。どの程度丁寧に対応すれば良いか、綿密に打ち合わせたのだろうなと分かります。乗客への口頭での案内も、よどみなく、視線も的確で、繰り返し訓練したと分かります。とりわけ若手男性アテンダントは、訓練を積んだことがハッキリわかりました。
隣の「しなの鉄道ろくもん」のアテンダントは、親身な接客ではあるのですが、それぞれの個性を出して自由に仕事している面がありますが、統一してピシッと接客です。
若手アテンダントさんが多いので、まずは基本的な応対を身に付けてから、個性を出すのは理解できます。
このメンバーのまま、あと2年経ったなら、恐ろしいレベルになりそうな気がします。
●雪月花の今までの記事はこちら↓