近鉄名古屋と伊勢志摩を結ぶ名伊乙特急は6または8両で運行する列車も多く、通常期や閑散期を狙って近鉄電車の撮影・乗車をしに行っても新旧混成や30000系ビスタカーを含む8両編成を数本見掛けた程でしたがサニーカーとビスタカーを連結したオール昭和の編成は懐かしさが感じられるので良く、旧塗装時代を思い出させてくれます。「新」同士の組み合わせも勿論良いのですが22000系も登場から30年以上が経過しており、リニューアルして大幅なグレードアップが図られているとは言え「新」とは言い難い状況です。


(2021.10.28 近鉄八田にて撮影)

 後ろにサニーカーを連結し、6両編成で走る22600系です。賢島行きの名伊乙ですがここで活躍するサニーカーは行先表示が字幕で、更に前面は赤地に白文字であるため「赤幕サニーカー」と私は呼んでおり、平成生まれの22600系や22000系と組んでいる時でもサニーカーの方が気になることもあります。


(2023.8.13 富吉〜近鉄蟹江間にて撮影)

 その赤幕サニーカーを先頭に名古屋へ向かう名伊乙特急です。写真は12600系ですが同系は2編成8両の少数派で、B更新時に塗装変更と喫煙室の設置、そして座席モケットの青系への変更が実施されましたが現在は完全禁煙化により喫煙室は使用停止になっており、デッドスペースになってしまっています。