公共交通機関の過剰放送に過敏なわたし。大音量でしゃべってご自分に酔いしれている職員を「ひとりカラオケ」と批判している。
乗務員室に設置してあるマイクは、カラオケ用ではなくて、演説用でもなくて、案内用の設備だから、必要なことをコンパクトにしゃべってくれればいい。
欲を言えば自動放送だけにしてほしい。
誰も聞いていないよ。
特に、聞くべき人が聞いていないよ。
そして、聞かなくていい人にとっては、静かにしておいてほしいんだよね。
最近はワンマン運転が始まったのに、運転手単身乗車になってもしゃべる。
運転と安全確認に集中してほしいんだよね。
2024年12月4日にテレビ東京が放映した「バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅 熊本・大分湯めぐりSP!阿蘇くまもと空港~宇佐神宮」
第22弾は、鉄道チームが列車を乗り間違えてバスチームに敗退。
鉄道好きとして知られる村井さんが、乗ってきた列車にまた乗って引き返すなんてありえないだろう。
久大本線は単線で、気動車が走っている。
日豊本線は複線で、電車が走っている。
なぜ、同じホームで乗っていいと思ったのか。
たとえ、乗り間違えたとして、反対方向に動き出したことに気づかず、さっきまで乗っていた鉄路を戻っても乗車し続け、その列車の終点まで行く。
そんなことはありえないと思う。
バスは全国で路線廃止や短縮、減便の動きが止まらず、鉄道と早着争いをしたら勝負にならない状況が日に日に進んでいる。
本編終了後にTVerなどで検証動画を放映していたが、タクシーでショートカットしたらどうなるかという話ばかり。
バスVS鉄道ではなく、タクシーとジョギングの対決になっている。
途中のミッションではグルメスポットに立ち寄って、出演者に店の名前とメニューの名前を連呼させる。
YouTube動画であれば、「これって、案件ですか」と皮肉を言われそうな内容。
- 鉄道とバスがいい勝負になるような地域が選ばれたのではなく、ミッションの場所が先に決まっていたのではないかとも思ってしまった。(個人の感想)
- それにもかかわらず、鉄道チームが本気で走って発車時刻に間に合わせてしまうから、番組演出上、時間調整するしかなかったのではないかとも思ってしまった。(個人の感想)
でも、テレビ東京は乗り間違えたときの会話まで収録して、勘違いした証拠としてTVerで流した。
鉄道チームは涙を流して悔しがっていたし、じゃあ、本当に勘違いしたということにしておこうか。
で、先に書いた検証動画であるが、
何度も放送で気づくチャンスがあったという。
- 次に乗る電車の路線名、発車時刻、行き先、乗車番線の案内
- 誤乗した列車の路線名、行き先、途中停車駅の案内
- 乗車した列車を確認するよう促す注意喚起
3人いて、ひとりも聞いていないということだそうだ。
効かないなら、やめようよ。 聞かないなら、やめようよ。
聞きたい人には、スマートフォンとイヤホンを持ってきてもらって、ラジオみたいに延々と流し続ければいいんじゃないですかね。
「なんで放送を聞くためにそんなことをしなければならないのか」って?
だって、今、放送を聞いているのは鉄道ファンだけだもん。
駅や車内のスピーカーにマイクを当てて録音をしている。
スマートフォンで直接音源を提供してあげればいい音で収集できるから。
迷っている人は、周りの人に聞くかスマートフォンで調べている。
自分が知りたい情報を言ってくれるまで放送を待とうという人はいない。