ローカル線放浪記&模型

主にローカル線とNゲージを紹介。 他、身近にあったこともついでに。

野沢温泉にも外資の魔の手が・・・

先日、ニュース記事で野沢温泉外資による大規模なリゾートホテルの建設の計画があるというものを見かけました。

2棟建てでうち1つは9階建ての高層ホテルらしいです。

野沢温泉って一番高い建物でも4階建てくらいまでしか無かったと思う。ひなびた風情のある良い温泉で過去に何度か訪れていました。

宿泊すれば無料で入れる外湯。そのシンボルが大湯。

過去に日帰りで行ったり(別の地区に宿泊)、いくつかの民宿にも宿泊しました。どの民宿も非常にほのぼのして良い宿でした。しかし当時ある旅行サイトの口コミには日本人宿泊者はケチで全然金を落とさないけど、外国人宿泊者はいっぱい金を払ってくれるのでありがたいと宿の主人が言っていたという書き込みをいくつか見ていました。

それが叶ってか、最近の冬の野沢温泉は外国人だらけでニセコ、白馬に続く国際化の波に乗ってだいぶ潤っているようです。

実際、民宿の多くが外国人に売却されてしまったり、飯山からの野沢温泉ライナーは外国人しか乗っていなかったりで風情がだんだんと失われていると感じ始めていました。

またコロナ開け、冬は平日でも一人で泊まれる宿がほとんど無くなりました。また、二人以上でも満室で予約が取りづらくなっているようです。

そんな野沢温泉の中心部と言えば横落の交差点。

ここは冬になるとバスターミナルになります。私は架空鉄道「木島鉄道」を模型で作り、ここ横落に野沢温泉駅を作って妄想を楽しんでいました。上の写真の駐車場付近に駅を設けています。

横落へ向かっていく道路から駐車場を望んだ写真。

模型では俯瞰になりますが同じような角度から。実物通り(建物の形は違いますが)、大阪屋旅館と池元旅館を配置。交差点前にあった土産物屋は後方に下がってコンビニになってもらったと言う体にしました。

さて、そんな野沢温泉ですが、訪れるお客さんの目的はスキー場になるでしょう。ふと古いスキー雑誌を見ていたら、野沢温泉もだいぶリフトが減ったなぁと感じました。

これが古い書籍の1ページ。2008年のものなので17年前になります。

青い丸印のところのリフトが無くなっています。

湯の峰ペア、水無トリプル、真湯ペア、柄沢第1ペアが無くなっています。
逆に日影ペアABがクワッドへグレードアップしています。そして一番の大きな変革は長坂ゴンドラの掛け替えでしょうね、これにより中間駅が無くなり上図の中央部の丸印の所へのアクセスが困難になってしまいました。たぶん人気の無いコースだったのでしょう。ゴンドラの終点部からはこの時は初心者のスジになっていましたが、現在は上級者向けに変わっています。また旧ゴンドラ中間駅からパラダイスの方へ抜ける初心者コースが無くなっています。個人的には柄沢ゲレンデは1枚バーンの初心者向けで混雑もしない初心者にうってつけのゲレンデだったと思うのですが、リフトが無くなったために初心者が上部からロングランが出来ないコースになってしまいまして残念です。これはスカイラインが上級者向けに他なりません。まぁ柄沢ゲレンデはシーズンが短いコースなので致し方ないところなのでしょう。

野沢温泉のシンボルはもう一つ、麻釜公園。地元の人以外は中には入れませんが。

その上部にある健命寺。冬は雪が積もっているとちょっと行くのが大変です。西村京太郎作の「信濃の死」に出てくるお寺。

健命寺にすぐそばにある湯澤神社。ここも正面の階段は雪が積もると登れませんね。

この他、大湯周りにはお土産物屋も多く、外湯巡りをしながら村をぶらぶらするのも楽しいのですが、これがどんどん洋風化してしまって、ニセコのように英語しか通じなくなる村になったら悲しい・・・

ちなみに私は最近スキー用具は全て捨ててしまってもう引退です。しかも車にはスタッドレスも付けていないので、冬は長野方面に行くのは厳しいですかね。公共交通だと泊まるところが限られてしまうのが難点です。長野駅前もオーバーツーリズムの影響で宿泊代が高騰していて、宿選びも大変。

そういえばもうすぐ、須坂にルートインが開業しますね。駅からは遠いので車でのアクセス専用と思って良いかと思います。まだイオンモール須坂も出来ていないのでポツンと建っている状態かな?いずれ泊まってみたいと思います。ただ、駅前のイオンが無くなってしまいそうで、須坂駅がさらに廃れてしまいそうなのがとても気になります。もう少し市も駅前の開発にも力を入れて欲しいものです、飲食店も少なくもはや車が無いと昼食をとるのも大変な状態になってきていますので。

それでは今日はこの辺で。