「わたらせ渓谷イルミネーション号」と、クリスマスの音楽の話です
クリスマスになると鉄道界では、これにちなんだ企画列車や、駅ホーム、列車への飾り付け等が見られることがあります。
関東での一例として、わたらせ渓谷鐵道では2024年12月1日から2025年2月28日まで17時以降の毎日、桐生-間藤の全17駅のホームや駅舎がイルミネーションで彩られます。
夕方から夜にかけての列車の車窓から、各駅それぞれに趣向を凝らしたイルミネーションを楽しむ「わたらせ渓谷イルミネーション号」が、定期列車からの変身または車両増結の形で3往復設定する力の入れようです。
桐生方面から終着駅の間藤で折り返し、桐生に戻る場合の、乗車しやすい時間帯は下記の列車です。
桐生16:46発「わたらせ渓谷イルミネーション1号」→相老16:55発→間藤18:16着
間藤18:26発「わたらせ渓谷イルミネーション4号」→相老19:38着→桐生19:47着
※桐生-間藤間は往復とも各駅停車
また、年末年始を除く土曜・休日には、往復運賃と弁当、飲料をセットした「イルミネーションの旅」ツアーも実施しています。
乗車列車は上記「わたらせ渓谷イルミネーション1号→4号」で、桐生-間藤を往復します。
当日の申し込みは不可で、乗車日前までの事前申し込み、上限30人の定員制です。
東京-桐生をJR東北・両毛線小山経由の場合
「わたらせ渓谷イルミネーション1号」への接続としては、東京から東北線(宇都宮線)普通列車、小山経由で両毛線に乗り換え、桐生へ行きます。
東京13:49発で小山乗り換え、桐生16:32着で、16:46発「わたらせ渓谷イルミネーション1号」に接続します。
帰路は、「わたらせ渓谷イルミネーション4号」で桐生19:47着後、小山経由で東京22:40着です。
なお、帰路の小山での東北新幹線上り列車との接続はよくないため、在来線経由をお薦めします。
浅草・北千住-相老を東武伊勢崎線(スカイツリー線)経由の場合
また、わたらせ渓谷鐵道の相老駅(桐生駅から2駅目)で、浅草、北千住からの特急「りょうもう」に乗車する方法もあります。
浅草14:50発、北千住15:02発の「りょうもう19号」で相老16:38着です。
帰路は、相老20:00発「リバティりょうもう50号」で北千住21:42着、浅草21:55着です。
なお、東武伊勢崎線経由で往復の場合、桐生と下新田の2駅のイルミネーション見学は省略となります。
(余談)クリスマスにちなむ曲を頭で浮かべながらの「わたらせ渓谷イルミネーション」乗車はいかがでしょうか
以下は、クリスマスにちなんだ曲の余談です。
邦楽・洋楽、様々なクリスマス曲がありますが、筆者は世代柄、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」とポール・マッカートニーの「ワンダフル・クリスマスタイム」が一番に浮かんできます。
桐生で「わたらせ渓谷イルミネーション1号」の発車を待つ時間、「ワンダフル・クリスマスタイム」を頭の中で歌い、夜になってロマンチック、神聖な気分に変わっていくと「ハッピー・クリスマス」に変わっていくように思います。
終点の間藤に着いてから桐生に戻るときは、クラシック曲に変わってシューベルト「アヴェ・マリア」、ベートーヴェン「ロマンス第2番」を思い描きます。
桐生で往復の旅が終わったときは、ブラームス「クラリネット五重奏曲」がふと浮かんできそうです。
折角のクリスマス、明るい曲で楽しく締めたい思いはありますが、イルミネーションでロマンチックに終わった後、時には孤独な癒しの曲に身を浸すのもいいかと思います。
※ 写真は本文と無関係です。