伊勢志摩ライナーの愛称でお馴染みの23000系は乗務員室直後がパノラマデッキになっているため誰でも自由に前面(後方)展望を楽しむことが出来、大阪・京都・名古屋方の先頭車(ク23100形)はデラックスシート車ではあるもののこの区画はデラックス扱いではないためレギュラーシートの利用客も追加料金無しで楽しめます。パノラマデッキは夜間でも前面(後方)展望を楽しむことが出来るので夜景を見るのにも都合が良いですが全区間夜間走行になる列車は乙特急だけなので停車駅が多く、そこが残念なところです。


(2021.10.27 船津にて撮影)

 単線区間に入ろうとする23000系黄色編成です。現在は殆どの区間が複線になった志摩線ですが船津〜志摩赤崎〜中之郷間と志摩磯部〜上之郷間が単線のまま残っており、近鉄特急が走る区間では数少ない単線区間になっています。


(2021.10.27 船津〜志摩赤崎間にて撮影)

 船津付近の単線区間は線路沿いからだけでなく駅から近い浜橋からでも列車の撮影を楽しむことが出来、鳥羽方面へ向かう列車の後追いも良い感じで撮影出来ますが特急と普通電車で編成両数の差が大きく、常に構図を考える必要があります。カーブがあるため通過速度は低速ですが23000系を始め特急車の撮影には都合が良く、特に甲特急が運行される土休日は本数が増えるので尚更です。