懐かしの103系 初期型の顔を見てみる。 | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

3400両ほどが登場して3大都市圏などで活躍した103系。

初期タイプは既に全廃となり、オリジナルの103系らしい車両は姿を消しました。

ということで今回は初期タイプ(オリジナル)の103系を集めてみました。

 

こちらはほぼオリジナルの103系

冷房すら付いてなく、常磐無線アンテナを付けたぐらいです。

個人的には唯一エメグリの103系を撮影したものでした。

この頃は103系の写真撮ってると変なやつ?に思われてました。

常磐線上野駅

 

こちらはオリジナルに冷房が付いたぐらいですが、前面の通風孔が塞がれています。

国鉄時代の当時まだ冷房車が少なかった頃です。

阪和線堺市駅付近

 

冷房を載せ、戸袋窓を塞ぎ、前面のHゴム類を抑え金に換え、ヘッドライトはシールドビームに改造してスカートも付けました。

日根野から借りてきて返さなかったのか転属したのか知りませんが「大ヒネ」のまま山陽本線を走っていました。

後ろに117系サンライナーが見えます。

山陽本線岡山駅

 

衣装替えして、大阪から広島に転勤させられた103系。

時代的には冷房は標準装備になってます。戸袋窓は埋められずに残りました。

広島地区の仕様で、運転台寄り側面ドアの戸袋窓上にサボ受けが設置されました。

スカートも付けられて床下機器はグレーになっています。

ブタ鼻のシールドビームもこの頃は標準装備です。

前面の方向幕は広島地区では使わなかったですね。

ワイパーは2本になりました。

山陽本線広島駅

 

写真の色が悪いですがスカイブルーで大和路線での運用です。

JRになってもまだ非冷房で残っていたのは珍しいです。

ドアだけはHゴムのないタイプに取り換えられていました。

前面の通風孔は鉄板で塞がれています。

オリジナルはワイパー1本だったんですよね。

大和路線天王寺駅

 

広島から関西に呼び戻された103系

運転台寄り側面ドアの戸袋窓があった付近にサボ受けが付いているのが特徴です。

戸袋窓も埋められてドア窓もHゴムのないタイプに。

ワンマン化改造されて羽衣線で活躍。

(ワンマン札は畳んで阪和線本線でも活躍)

側面にはワンマン用のスピーカーも装備。

羽衣線東羽衣駅

 

末期は阪和線にいたのでスカイブルーだったけど、鉄博で保存されるにあたりオレンジに塗り戻されたクハ103‐1。

最後はクハ103-2と前後で編成を組んで阪和線で活躍しましたが、保存されたのはクハ103‐1だけでした。

阪和線時代にはよく乗りましたが、毎日見れるとなると写真は撮らないもので・・・

初期型で保存されているのは唯一ではないかと。

車内にも入れます。運転台も入れたらいいんだけど・・・

 

こうやって見ると時代とともに少しずつ手を加えられて顔つきが変わってきているのがわかります。

次は改良版(冷房車)を集めて記事にしてみたいと思います。