今回の【駅】シリーズは、
神奈川県横浜市西区西部、保土ケ谷区との境界近くに広がる市街地に位置する相鉄本線の駅で、北側には電留線が併設されている、
西横浜駅 (にしよこはまえき。Nishi-yokohama Station) です。
駅名
西横浜駅 (SO 03)
所在地
神奈川県横浜市西区
乗車可能路線
相模鉄道:相鉄本線
隣の駅
横浜方………平沼橋駅
海老名方……天王町駅
訪問・撮影時
2023年4月
駅概要(2023年4月時点)
駅形態……………地平駅(1929年開業)。
駅舎………………2005年改築の橋上駅舎。南北自由通路が併設されています。
出入口……………南口、北口。
バリアフリー……○(各出入口~改札階、改札階~ホームにエレベーターを設置)。
点字ブロック……各出入口~改札~ホームに設置。
駅前広場…………×(最寄りのバス停留所は約100m南の国道1号沿い)。
南口です。北を望む。
西横浜駅には南口と北口があり、歩道橋のような南北自由通路の途中(相鉄線の直上)に橋上駅舎があります。
先代の橋上駅舎は1964年完成で老朽化していたと思われ、2005年に現在の橋上駅舎へと改築されました。
階段出入口とエレベーター出入口があります。
階段や南北自由通路には屋根がありませんので、雨天時は滑らないよう注意が必要です。
尚、西横浜駅には駅前広場が未整備ですが、南口の撮影地点付近に若干広いスペースがあります。
階段を登り、歩道橋でJR線を渡ると相鉄線直上にある橋上駅舎に到達します。北西を望む。
橋上駅舎へ入らずに左へ曲がると北口へ抜けられます。
駅舎は湾曲した屋根が特徴的です。
南口駅前です。南東を望む。後方に南口があります。
奥に延びる通りは「水道道」と呼ばれています。おそらく地下に水道管が埋設されているのでしょう。
また、すぐ前方を国道1号線が横切っていて、その国道1号を乗り越す歩道橋が前方に見えます。
南口周辺は市街地で、国道1号沿いにはビルやマンションが多いですが、商店はあまり多くありません。
駅前は平坦ですが、水道道を700mほど進むと丘陵地帯に差し掛かります。丘陵上も住宅が密集しています。
北口です。上写真は東を、下写真は南東を望む。
こちらも階段とエレベーターの設備があり、登って相鉄の留置線を跨ぐと橋上駅舎に到達します。
北口にも駅前広場がありません。また、北口付近で運行しているバス路線は存在しません。
北口側より橋上駅舎を撮影。北東を望む。上写真左に出入口の階段とEVがあります。
駅舎前で右へ曲がると南口へと抜けられます。
また、北口の階段や通路からは、駅に併設の留置線や保線基地を眺められます。
北口駅前です。
上写真は南北自由通路より、下写真は出入口前より、2枚とも北西を望む。
奥に延びる道路は「水道道」で、北口側では道路を境に右か西区、左が保土ヶ谷区です。すぐ前方で帷子川を渡ります。
水道道は相鉄とJR線によって分断されています。徒歩で水道道を歩き通す場合は西横浜駅南北自由通路へ迂回する必要があります。
こちらの北口駅前は住宅街で、商店は少ないです。しかし、水道道を400mほど進むと、西隣の駅である天王町駅の北側に広がる商店街に到達します。
2階橋上階にある改札口です。北東を望む。駅舎出入口の右が南口、後方が北口です。
駅員配置…………あり(有人駅)。
自動改札機………あり(4通路)。
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………あり(窓口に面した左端自動改札通路を兼用。点字ブロック設置)。
幅広通路…………あり(窓口に面した左端通路)。
窓口………………あり(改札窓口のみ)。
自動券売機………あり(改札口の左手前。ICチャージ可)。
自動精算機………なし(チャージ機のみ設置)。紙のきっぷの精算は改札窓口へ。
トイレ……………改札外出入口前左手に設置(多機能トイレ併設)。
改札外設備………公衆電話・コインロッカー・宅配便ロッカー・飲料や菓子の自販機。
改札内設備………AED・ベンチ・飲料自動販売機。
売店………………なし(改札外左手の自販機コーナーにかつて売店があったかも)。
コンビニ…………なし(南口近くの国道1号沿いに「ローソン」があります)。
トイレは駅舎に入ってすぐ左側にあります(改札外)。改札内にはありません。
そして1階にあるホームとの間には階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されていて、バリアフリーに対応しています。
改札内より改札口を望む。南西を向いて撮影。
スペースの都合で駅舎内は狭いですが、1駅東の平沼橋駅よりは余裕があります。
改札口手前右側にはICカードチャージ機が設置されています。
下り1番線に設置の、時刻表や路線図と一体になった建植式駅名標です。
電照式で、行灯式ではなく、上部のLEDライトを駅名標に照射させる方式です。
相鉄の新デザインで、多国語表記となっています。
駅ナンバリング「SO 03」も併記されています。
やや小型の駅名標です。路線図が省略されています。
単独の駅名標です。こちらは行灯式です。
縦型の駅名標です。
駅構造……地平駅。北東~南西方向。手前の海老名方はカーブしています。
配線………島式ホーム1面2線。
右(南)が1番線で下り海老名方面・いずみ野線湘南台方面・相鉄新横浜線方面です。
左(北)が2番線で上り横浜方面です。
1番線の右側をJR横須賀線と東海道線が線路別複々線の状態で並走しています。
2番線の左側には相鉄の電留線があります。
また、海老名方のカーブの影響か、1番線と2番線でホームの位置が若干ずれています(1番線から見て2番線が横浜方(奥側)にずれています)。
ホーム有効長……10両分。
ホームドア………なし(2023年4月時点)。
ホーム幅…………手前の海老名方は案外広いですが、奥の横浜方はかなり狭いです。
上屋(屋根)………海老名方の8両強分に設置。横浜方に雨ざらし箇所あり。
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機・冷暖房完備の待合室・インターホン。
海老名方上空に橋上駅舎があり、ホーム海老名寄りに改札階とを結ぶ階段・上りES・EVがそれぞれ設置されています。
また、私が訪問した2023年4月には、海老名方のみに仮設の落下防止柵を設置する工事中でした。
仮設となっているのは、ホームドア設置までの暫定措置だからだそうです。
ホームドアが設置されるのはいつになるでしょうか?
1枚目と3枚目は1番線より、2枚目と4枚目は2番線より、全て横浜方を望む。
1枚目と3枚目は1番線(左)より、2枚目と4枚目は2番線(右)より、全て海老名方を望む。
手前の横浜方はホーム幅が非常に狭いため、通過列車に注意が必要です。
2番線の右には留置線がありますが、ホームに隣接している配線が影響して、当駅始発・終着の列車は設定されていません。
留置線は横浜駅や星川駅の引上線として機能しています。
上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも横浜方を望む。
2番線のホーム端の方が前にあります。
この先、右側のJR線と完全並走状態で左へカーブしながら北東へ走り、左手に東京ガスのガスタンクが見えてくると平沼橋駅へと至ります。
1枚目は2番線より、2枚目と3枚目は3番線より、全て海老名方を望む。
こちらは1番線ホームの方が前へ延びています。
また、ホーム端部分は右へカーブしていて、直進するJR東海道線・横須賀線と分かれます。
この先、すぐに保土ケ谷区に変わり、右手のセメント工場と左手のマンションの間を右へカーブしながら走ります。そして高架橋に上がって進路を西北西に変えると帷子川を渡り、高架区間のまま市街地の中にある天王町駅へと至ります。
あとがき
下車(乗車)時・・・2023年(駅訪問の為)。
島式ホーム1面2線の地平駅で、南側をJR東海道本線が並走しています。以前UPしました平沼橋駅と同じく横浜方のホーム幅が狭いです。駅北側には複数の留置線があります。西側の海老名方に新しい橋上駅舎を有していて、北口とJR線南側に南口があります。駅前は市街地ですが商店はさほど多くありません。
鉄路のみでのアクセス (ルートは一例です)
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。
湘南新宿ラインor副都心線~東急東横線(横浜)相鉄本線の各停。
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。
東海道新幹線(新横浜)横浜線(東神奈川)京浜東北線(横浜)相鉄本線。
食料・飲料 (500m以内)
コンビニ・・・・・・あり (南口近くの国道1号沿いに「ローソン」あり)
飲食チェーン店・・・なし
大阪からの到達難易度もそう高くありません。相鉄本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は西横浜駅でも途中下車してみて下さい!
(参考:相模鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)
テーマ:関東の駅(東京都を除く)