この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
お寒ぅございます。
え、懐がですか?いえいえ、ワタクシの懐は
もう年中スカンピンでございますのでわざわざ
申し上げる事ではありません。
気温の方でございますよ。
関西でも山間部などは早朝、積雪したみたいで
日中も雨になったりみぞれったりしながら時折
晴れ間も見える、そんなお天気となりました。
そろそろ冬将軍の出陣なのでしょうか。
冬ここ一番の寒さの折には、冬将軍と申して
寒さを表すのですが、夏将軍や春将軍は何処?
四季を司る四天王の中でも奴は最弱…などと
冬将軍に言われて、リストラされちゃったの
かもしれませんね。
春将軍なら是非我が家に再雇用して、マリネラ
みたいな常春の家にしたい所でございます。
因みに冬将軍の語源はロシアの民間伝承からと
聞いておりますが、寒さがアホみたいに厳しい
彼の国でこそ生まれた概念なのでしょう。
さて、今回の更新は冬の寒さがまだ緩い12月の
上旬に梶原築堤へ布陣した際、撮影致しました
優等列車たちをまとめたご報告でございます。
この日は甲種輸送の撮影という事で、お仕事を
午前だけ休んだのですが家族には勿論内緒。
いつもと同じ時間に自宅を出て、ショバまでは
来たものの凄ぇ長い時間を持て余してしまい
手慰みに練習撮影を楽しむ事と致しました。
特急はるかでございます。
271系が殆どの便で関空側先頭に立っている為
特急はるかが281系だけで9両となるのは中々
見ない組成となります。
レアか、と問われれば否と答えますが、先ず
狙って撮影となると面倒な被写体。
そうした意味では撮れて良かった一本でした。
全般検査を受けた編成から順次解除されるとの
話を聞いております、ハローキティの装飾です
が、現状では殆どの編成が未だこの様な姿の
まんまでございます。
キティ好きの皆さまは今の内に撮影した方が
良いかもしれませんね。
振り子式気動車特急、という破格の性能を有し
窓割りを見るに前から4両目にグリーン車を
繋いでいる模様でございます。
関西では新快速が時速130キロで走りますが
このスーパーはくとも新快速にケツを突かれる
事もなく、爆速で駆ける気動車でもあります。
キハ181系から播但特急のバトンを受け継いだ
最小の編成単位である3両組成でございます。
カニシーズンに入り山陰方面への需要はあると
思うのですが、日曜なのに3両というのは中々
強気な、いや逆に弱気な姿勢にも思えます。
いつもなら6両で運行しているイメージですが
観光列車のはなあかりへ改造された分の皺寄せ
なのでしょうか。
白浜方面へ向かう特急くろしおも、まさかの
3連でございました。
流石に今の季節、荒れ狂う高波な印象がある
太平洋脇を走る紀勢本線へ旅客需要が人気、と
まではいかないでしょうから3連もアリなのか
はたまた別運用が絡んでいるのか。
情弱なワタクシには判りません。
北陸からの旅客を取り込めているのか、白亜の
車体が眩しい683系は強気の9連となります。
流石に9両だと構図も厳しく、9両目は木立に
引っ掛かってしまいました。
この構図で有効なのは8両まででございます。
お次のサンダバは、付属3連を付け足した長い
編成でやって来ました。
急遽、対応すべく構図を変えて仕留めますが
やはり12両目は木立の中へ…
上手く行かないもんでございます。
6連くらいだと丁度収まり具合が良いのですが
中々そう都合よくはいきません。
と申しておりますと。
今回の〆。
梶原築堤を駆け抜けるイルカ顔先頭の283系。
定番となる編成構図で撮るのも良いのですが
やはりお山の色付き具合を意識致しましての
サイド構図を選択してしまいました。
イルカ顔って真横からの絵面が一番映える様な
気も致しまして。
最後に良き被写体を仕留めたコマを据えまして
この更新の〆と致しました。
向日町と宮原に挟まれた区間ゆえか、回送も
含めて実に多様な形式の特急車両が通過する為
撮影していて楽しい朝のひと時。
冬光線も相まってこの時期は快晴だと実に良い
成果が期待出来ます。
いずれこの付近に新駅が出来る、という話も
ありますし、良き光景も記録出来る内に仕留め
ておきたいものでございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!