「こだま」「ひかり」がベスト 繫忙期に新幹線自由席の乗り方を考える(2024一部修正) | 空の下、レールの上を人生と共に(JNR Forever)

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※拙記事は2017年にアップしたものですが、繫忙期にアクセスが多くなる状況に鑑み、その後の変化を加えて再度アップ致します。
 
お盆の時期やゴールデンウイーク、年末年始は「民族大移動」となりますね。
 
新幹線はピーク時自由席の乗車率が200%に達するなど混雑は激しいものがありますが、「のぞみ」は全車指定席、「ひかり」「こだま」も満席の場合、アテになるのは自由席。
 
しかし私は、自分のお金で新幹線に乗れるようになってから、自由席に座れず「途方に暮れた」ことはありません。
 
私は新大阪から乗るなら、始発の「ひかり」に狙いを定めます。
所要時間は「のぞみ」より25分程度遅いだけ。
 
東京または新大阪駅のホームに着いたのが発車間際で、とても座れそうにない時は自由席に並び直して次の「ひかり」を待ちましょう。
 
「ひかり」は1時間に2本走っているので、待っても30分、1本見送って着席する方が、立ちっぱなしで移動するより遥かに楽です。
 
 
511A ひかり511号 
2024.7.7 新横浜-小田原
 
但し「ひかり」自由席の5号車は、私はなるべく避けます。
何故なら指定席との境界なので、混雑が激しくなるからです。
 
「こだま」は東京-新大阪間は3時間54分を要するのでどうしても敬遠されがちですが、最繁忙期には「こだま」自由席をおすすめします。
 
「のぞみ」「ひかり」の陰に隠れていますが、東京-新大阪間を※3時間54分、陸上の乗り物としては相当速い部類で、大渋滞の高速道路で身動きが取れない悲惨な状態よりはるかにマシです。
 
※日中のパターンダイヤの場合の所要時間
 
それに、自由席も16両編成中10両あるので乗車チャンスは格段に増えます。
 
 
670A こだま670号 
 
「こだま」は東京⇔新大阪間を乗り通す人は少なく、途中で入れ替わるので、自由席に着席出来なくてもどこかで必ず座れます。
 
尚、最繁忙期に自由席に座る場合は、トイレに行くタイミングに注意しましょう。

途中から自由席に乗る人がすることは当然空席探しなので、停車中にトイレに行くことは絶対避けた方が良いです。

何故なら、トイレに行く間に座席に荷物あるいは何らかの物を置いて既に占有していることを示しても、ちゃっかり座る人がいるからです。
 
私は過去にそういう例を目撃しているので、新幹線の自由席でトイレに行く場合は、停車駅と停車駅の間で済ませておくことが肝心です。
 
列車で長距離を移動する場合、速く行くことは確かに重要ですが、「民族大移動」の最繁忙期に最も重要なのは座って移動することでしょう。
 
「こだま」は遅いからダメという人は多いですが、高速道路の大渋滞に耐えられる人が何故「こだま」の東京-新大阪間4時間弱に耐えられないのか、不思議に思います。
 
「こだま」に乗ると、富士山や浜名湖も「のぞみ」「ひかり」よりじっくり見られ、「のぞみ」「ひかり」では一瞬のうちに見過ごす風景も「こだま」で新たな発見をすることがあります。
 
なので、東京-新大阪間を最繁忙期に自由席で移動する場合「こだま」「ひかり」の利用がベストと考えます。
 
今回は東京-大阪間に限定しましたが、機会があったら他の区間についても考えてみたいと思います。