長野電鉄の「北信濃ワインバレー列車」に、乗車してきました。
【1】北信濃ワインバレー列車とは
長野電鉄は、長野駅から須坂、小布施、信州中野を通って湯田中駅まで走っています。
距離は33.2km、特急に乗れば約45分で結ぶ私鉄です。
この長野電鉄には、小田急ロマンスカーとして走っていた10000形「HiSE」が譲渡されて、現在も走っています。運賃に加えて、追加の特急料金100円だけで、ロマンスカーに乗れるのは、魅力的です。
このロマンスカーのうち、土曜休日の1往復が、景色が良い場所で徐行する「ゆけむりのんびり号」となり、45分のところ1時間10分かけて走ります。
そしてその4両編成の1両だけが、ワインを楽しめる予約制の「ワインバレー」車両になります。
公式ホームページから、6500円で申し込めます。1人申込でも4人用座席を占拠となる関係で、1〜2人申し込みの場合は1000円増しの7500円になります。
【2】往きのA特急
新幹線を長野駅で降りました。
長野電鉄で、湯田中駅に向かいます。
乗ったのは、停車駅が少ない「A特急」です。
停車駅は、長野→権堂→須坂→小布施→信州中野→湯田中です。
特急料金100円を加算した切符を購入。
観光列車に乗るためでも、片道無料にはなりません。
小田急ロマンスカー「HiSE」は、やはり先頭の展望席が人気です。(先頭車両は指定席)
後ろ展望もほぼ埋まっていましたので、私は乗客ゼロの2両目に着席。
発車数分前には、地元客らしき人たちがどんどん座り、2両目は12人になりましたけど。
途中の須坂駅では、同じロマンスカーHiSEなのですが、ワインバレー用に内装を改造した回送車両を追い抜かしました。
A特急は停車駅が少ないこともあって、車掌がグッズの車内販売に来ます。
私はハンカチを購入しました。
【3】湯田中駅
雪が舞い散る湯田中駅に到着しました。
けっこう寒いです。
折り返しのA特急に乗る客が長い行列を作っていました。
その半数以上が外国人でした。インバウンド需要、すごいです。
湯田中駅では、特急「ワインバレー」に乗るまでに43分の余裕があります。
駅の足湯は、残念ながら工事中で利用できませんでした。
ポケモンGOをしたり、買い物したりして過ごしました。
駅の改札ヨコの店で買い物しました。
アップルパイとおにぎりです。
アップルパイは500円だったのですが、リンゴがたくさん入っていて、美味しかったです。
高いだけのことはあります。買って良かったです。
なお、このお店は現金は使用できません。私はクレジットカードを利用しました。
【4】いざ乗車
時間になり、改札を通ります。
記念撮影用ボードが置かれています。
ロマンスカー「HiSE」のうちの1編成が、予約制のワインバレー号として運転される特別車両になっています。
といっても、座席に赤いカバーを使用して、ワインを置くカウンターを改造して設置しているくらいですが。
車両の中央が、ワインカウンターです。
好きなワインを10種類近くから選べます。
リンゴジュースも用意されています。
テーブルに置かれたおしゃれな飾り↓
雰囲気を盛り上げて素敵です。
【5】発車してワインを楽しむ
湯田中駅を発車する前に、予約していた乗客が全員揃いました。
発車してから・・・ではなく、早速カンパイです。
アテンダントさんは、バラバラの乗客をまとめて、一体感を出そうとして頑張っています。すごいっ。
様々なワインのうち、6種類くらいお願いしました。
(本来ならペースを上げてがぶ飲みするところですが、実はこの日の午後に雪月花に乗るため、酔っぱらいすぎるとみっともないのためセーブしました(^^♪)
銘柄の一部がこちら↓
赤と白、見栄えが良いですね。
【6】料理と車内販売
ワインバレーでは、ワイン飲み放題だけでなくて、
ワインを引き立てる料理が付いています。
蓋を開けます!
料理は、こちら↓
ボリュームは多くはないですが、メインはワインですし、乗車時間1時間10分ですから妥当な線でしょう。
【7】車内販売
車内販売も来ました。当然利用します。
アテンダントさんは、良い写真が撮れるように、カゴを映えるテーブルの上に載せるなど便宜を図ってくれました。
私のようにブログを書くなどSNSを活用している人は、写真うつり、いわゆる映える画像が撮れると嬉しいものです。
たとえば京都丹後鉄道のアテンダントさんや、越乃シュクラのアテンダントさんは、お酒を持ってくる際に、ビンごと持ってきて「よろしければ撮られますか」と勧めてくれた。これを含め、いくつか上級技をくりだしていただきました。👏
買った品物は、こちらです↓
おやき&ようかんです。
おしながきはこちら↓
ワイン車両の隣の車両に乗っている客でも、車内販売を利用して飲み物食べ物を購入できます。
【8】長野に近づく
まもなく、終点長野です。
千曲川を渡る橋の上で、一旦停止して観光案内です。
天気があまり良くなかったのですが、楽しめました。
最後の飲み物は、リンゴジュース。
濃厚で美味しいです。
長野駅に到着。
ロマンスカーが2編成並ぶ光景が見られました。
十分すぎるほど楽しめました。
1本目で大満足ですから、次に乗る雪月花も高いだけにそれ以上に期待してしまいます。
近いうちにまた。
●前回の「北信濃ワインバレー列車」の記事はこちら↓
●今までの長野電鉄の記事はこちら↓