今日。
うっかり、仕事が休みになる。
今週に入ってからガクンと仕事量が減り(いや、そもそもそんなに多くはない)ちょっとあれこれと
いじっていたら、いつの間にか今日の仕事が休みになってしまっていた。
今月はギリギリまで休むつもりでもなかったんだがなぁ…と苦笑い。
仕方ないなとぶらり出かけ、豊田車両センターの横を通過していたら
なんだアレ??
東京メトロ東西線直通用のE231系800系に…EF64が連結されている??
E231系800番台は三鷹車両センター配置。
定期運用区間も三鷹までで、そもそも珍しいのに(過去に1回だけ高尾で見た記憶はあるが)
EF64が連結されているのは、一体??
…と調べてみたら、友達のポストにこんな記述が。
JR車(メトロ東西線)幽霊インバーター
— どーも氏 (@emot1052ns) 2024年12月15日
お別れしてきました pic.twitter.com/swwTkJjELH
あぁなるほど。
ここのところ、三鷹車両センター配置のE231系800番台は機器更新工事が行われていた。
はや製造から20年余りが経過し、VVVF装置の交換が行われていたのである。
独特の変調音から「幽霊インバータ」だの「墜落インバータ」などと呼ばれていた。
この工事は何故か秋田総合車両センターで行われていて…
回送の際はJ-TREC新津事業所からの新製出場や廃車回送と同様、機関車による配給輸送となる。
しかし、中央線内は高架区間が介在しているからなのか、EF81を運転できる乗務員が居ないからか
わざわざEF64が長岡から回送されてきて、連結されていたのであった。
しかも、行き先は東大宮操車場で、そこでやはり長岡から回送されてきたEF81に交換だと??
何故東大宮操車場くらいなら自力回送しないのか、それにEF64くらいなら上越線を走り抜けてから
長岡でEF81に機関車交換すれば良さそうなものなのに…
しかも、EF81に連結された後は東北貨物線で一旦田端信号場まで南下し、そこから更に常磐線に入り
馬橋短絡線から武蔵野線を経由して、再度大宮へ向かい高崎線に入る大回り回送を敢行する。
これは、秋田総合車両センターで検査していた仙台車両センターのED75形の時も同様だった。
… そして今回、このK6編成を持って機器更新工事は終了との由。
つまりは、今回の入場と数ヶ月後の出場を持ってE231系800番台の配給輸送も終わる。
そもそも同番台は10両編成7本のみの小世帯で、そりゃあっという間に更新されるわな。
ということで、最初は中央線内での記録を考えた。
出庫してくる豊田か、はたまた武蔵野線に入る前の国立か…
しかし、ここで寒さもあるか気の迷いに重々悩まされることとなった。
想定していた時刻に出庫してこないと察知したあたりから、悩みに翻弄されてしまうことに。
悩みに悩み抜いた挙句、最初の記録は武蔵野線に入って西浦和から。
あとから計算してみたら、中央線内では豊田と国立でそれぞれ撮影でき、その上で国立支線走行中に
西国分寺から武蔵野線で先行可能なダイヤだったようで…
結果的に、中央線内で2回の撮影機会をみすみす逃してしまったことに。
そもそも、この配給輸送自体撮るタイミングが合わなかったことこそも敗因である。
ここで停車中なのを確認。
しかし、停車時間が少ないと予想し途中下車はせず、大宮に先行した。
だが今日は、午前中に湘南新宿ラインに遅延が発生していた。
これもあって配給輸送編成はこのさいたま新都心、所謂大宮操で抑止状態に!
しばらく大宮で待ってみたが現れず、結局土呂へ先回り。
…しかしそこでもだいぶ待ち…
想定よりもだいぶ遅く、到着。
さらに聞いた話では、遅延の影響で大宮で迎撃後に宇都宮線でギリギリ先行できたそうだ。
やはりここでも、さいたま新都心、大宮と2ヶ所で撮影機会を逃すことに。
つまり今回は、計4回もの撮影機会を無駄にしたことになった。
まぁ普段見れない場所で少しでも撮れたのは、良かったと割り切っておいたほうがいいか。
…約3時間後、再び土呂駅。
これも想定よりも20分くらい遅かったが、EF81 134に付け替えられてK6編成は現れた。
しかし、冬の日の傾きはだいぶ早い。
発車と共に大宮方に歩みを進めたが、低い太陽が目に入り慌てて後退りしたのはここだけの話。
そしてここからは上り列車の間隔が空き、さいたま新都心での追い抜きはできず。
赤羽から京浜東北線に乗り継ぎ、日暮里に向かう途中…
田端駅停車中、田端信号場で停車しているところを新幹線高架越しに現認!
ここで確認できなければ引き返す腹積りだったが、そのまま移動。
日暮里から常磐線に乗り換え、三河島で…
冬の夕方はすっかり日も傾いて、ピントも心許なくなってきたが…
勾配をゆっくり駆け上がってきたところを迎撃。
側面も後方も少し流しつつ、見送る。
これで馬橋から武蔵野線に入っていくと、編成の向きが逆転することになる。
即ち、出場の時は逆ルートを回送して向きを戻すことに。
そして最後は、大宮へ。
田端信号場からは想定のダイヤになり、大宮は試験休みの学生を含め多くの撮り鉄が参集。
機器更新という名目である故、酔狂な叫び声や罵声の類は聞こえない。
つか、いつもこうであって欲しいものである。
立ち会っていた警備員氏も「以前よりだいぶ大人しくなった」と評するくらい。
それでも、悪態をついていたのがいたことも聞き逃してはいない。
そしてこの時、変則3並びが実現!
東京から回送されてきたE261系「サフィール踊り子」と、EH500-4牽引の貨物が同時入線。
この並びは実にレアであるが、配給輸送時はこうして見られていたのだろうか?
7分ほど停車し、E261系より先に発車。
タイフォンを長めに鳴らし、高崎線に走り去っていった。
今回のVVVFの更新で、JR東日本所属のE231系は新たなステージに入った。
言い換えれば、もうしばらく主力車両として活躍が続くということである。
細かい部分での動向変化など気掛かりなものもあるが、当分は安泰と言えるだろうか?
絶対的安定多数で気にする頻度は少ないが、もうしばらく動向には気を配っておきたい。