一昨日、北陸地方の第三セクター各社(ハピラインふくい・IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道)が2025年3月に行うダイヤ改正の内容を公表しました。この記事ではダイヤ改正の主な中身について見ていこうと思います。


  ​ダイヤ改正日

ダイヤ改正日:2025年3月15日()

JR各社と同じ日に行われます。


  ​ハピライン 日中 普通列車延長


(ハピラインふくいの521系電車)

現在日中に福井⇔武生間の普通列車が運行されていますが、敦賀駅まで延長されます。これにより、福井⇔敦賀の各駅は概ね毎時2本が確保されます。


ごく一部1時間1本になる時間帯も出来るようですが、多客が見込まれる日は臨時列車の運行を検討するとの事です。


また敦賀発福井方面行きの列車の敦賀駅発車時刻が変更され、姫路始発の新快速からの接続が取られます。これは非常に嬉しいですね。


  ​ハピライン 朝通勤時間帯の利便性向上


(ハピラインふくいの521系電車)

朝通勤時間帯のダイヤが大幅に変更され、特に普通列車のみが停車する駅で列車の運転間隔が大幅に短縮されます。また、大阪からの特急「サンダーバード1号」から接続する快速が運行されます。地域輸送は勿論、大阪から武生・鯖江・福井方面への利便性も大幅に改善されますね。


【改正後の時刻 敦賀→金沢方面】

普通 敦賀7:01発→福井7:53→金沢行き

普通 敦賀7:20発→福井8:11着

普通 敦賀7:44発→福井8:36着

快速 敦賀8:04発→福井8:45着 Tバードから接続



  ​IRいしかわ 快速の新設


(IRいしかわ鉄道の521系)

IRいしかわ鉄道では快速が新設されます。大聖寺→金沢間で最大16分所要時間が短縮されます。


【快速の停車駅】

大聖寺、加賀温泉、動橋、粟津、小松、能美根上、松任、金沢


【改正後の時刻 快速】

大聖寺7:44発→金沢8:22着

金沢18:20発→大聖寺18:59着


  ​IRいしかわ鉄道 普通列車の増発

①現行、富山6:48発普通金沢行きが小松駅まで延長されます。富山発小松行きが運転される事になります。

②小松8:30発普通金沢行きが新設されます。

③平日に金沢19:40発普通松任行きが新設されます。

④金沢10:00発普通小松行きが新設されます。

⑤現行、土休日のみの運転となっている小松10:45発普通金沢行きが全日運転となります。

⑥金曜日に限り、金沢21:45発普通小松行きが運転されます。



  ​あいの風とやま鉄道 列車の増発


(あいの風とやま鉄道の521系電車)

日中に富山~泊間で1往復列車が増発されます。これに合わせて運転間隔を整理することで、富山~泊間(土休日は富山~黒部)は日中30分間隔での運転(パターンダイヤ)となります。

 

  ​個人的な感想

各社共に限られた車両数・人員の中でできる事をされているなと感じました。法律面の課題等もあり今すぐにというのは中々無理ですが、各自治体が求めている特急列車の運行や快速列車の増発についても今後期待したいなと思います。


  ​各社 ファンクラブのご案内

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  ​参考文献

・ハピラインふくい 2024年12月13日発表「2025年春ダイヤ改正について」

・IRいしかわ鉄道2024年12月13日発表「令和7年春ダイヤ改正について」

・あいの風とやま鉄道2024年12月13日発表「2025年春ダイヤ改正について」


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