近鉄特急の顔とも言える名阪特急は80000系「ひのとり」を使用する停車駅の少ない甲特急と21000系・21020系を使用する主要駅停車の乙特急があり、後者は伊賀神戸や桔梗が丘に停車する列車も一部ありますが中には名阪間を走らない列車もあり早朝の0105レ(名張5:41発近鉄名古屋行き)がそれに該当します。しかし次のダイヤ変更(2025年2月22日実施)で夜間に近鉄名古屋22:20発名張行きが設定されることになり、名阪間を走らない名阪乙は上下各1本ずつ(!?)になります。
(2024.9.21 恩智〜法善寺間にて撮影)
大阪線を走る21000系6両編成の名阪乙特急です。長年に渡り甲特急で活躍し、乙特急メインになった後もデラックスシートは健在ですが電動リクライニングのゆりかご型シートはグレードが高く、「ひのとり」がデビューする前は名古屋から難波までこの座席を選んで移動していました。
(2024.9.21 恩智〜法善寺間にて撮影)
撮影した名阪乙は大阪難波11:30発の0111レで、近鉄時刻表の列車番号欄では頭の「0」を省略して「111」と表記するのでゾロ目の列車になりますが「ひのとり」のように列車名の表記があったら「アーバンライナー111列車」になるだけにそれが無いのが残念です。21000系の行先表示は字幕ですがノンストップ特急があった頃の物なので年季が入っており、フルカラーLEDに交換してほしいって行先表示を見る度に思ってしまいます。