この記事は【その1】の続きです。
阪神電車の大物駅を通る阪神、近鉄、山陽電鉄の列車を撮影しています。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
阪神大物駅は兵庫県尼崎市にある駅で、上り方で大阪梅田方面に向かう本線と大阪難波方面に向かう阪神なんば線の分岐駅となっています。
停車する列車は普通と阪神なんば線の準急・区間準急で、それ以外の速達列車は当駅を通過します。
記事に使用する画像は大物駅以外で撮影したものも含まれます。
阪神9000系
阪神9000系は1996年に登場した急行用車両で、1000系とともに近鉄奈良線との直通運転に対応しています。
近鉄に直通する列車のほか、本線の特急などにも使用され、大物駅には阪神なんば線の普通、準急、区間準急運用のときに停車します。
大物駅は1、4番ホームが対向式、2、3番ホームが島式になっており、どのホームに列車が入線しても下回りまでスッキリ収めることができます。
近鉄5800系 志摩スペイン村トレイン
近鉄5800系はクロスシートとロングシートに転換可能な座席を持つ「L/Cカー」で、このうち5801編成が「志摩スペイン村」ラッピング車両となっています。
外観は志摩スペイン村の人気キャラクターと園内の風景が鹿がフルラッピングで描かれています。
近鉄5800系は阪神なんば線の普通、準急、区間準急で運用されたとき、大物駅に停車します。
近鉄奈良線を走るラッピング車両のうち、2本を大物駅で見ることができましたが、同じ日の今津駅では万博ラッピング車両も撮影できました。
阪神9300系
阪神9300系は2001年に登場した急行用車両で近鉄線への直通には対応しておらず、本線の特急、急行系の列車で運用されるため、当駅を通過します。
9300系は6両編成3本のみの少数派形式で、オレンジとベージュのカラーリングはこの車両から導入されています。
現行の前の「赤胴車」と呼ばれたカラーリングは、5001形「青胴車」よりも早く消滅しています。
近鉄9820系
近鉄9820系は2000年から導入された「シリーズ21」と呼ばれる近鉄車両のうち、6両編成でロングシートを装備する形式です。
2024年10月に「8A系」が登場するまでの長い期間にわたり、「シリーズ21」の形式が近鉄の最新型通勤車両でした。
他の近鉄車両と同じく阪神なんば線の普通、準急、区間準急で運用されたとき、大物駅に停車します。
阪神5550系
阪神5550系は2010年に登場した普通用車両で、4両編成1本のみの存在です。
阪神だけでなく大手私鉄の通勤車両で最後の普通鋼製車体を持ち、ライトブルーのカラーリングを残す最後の1本という最後づくしの車両です。
大物駅の2番ホーム(本線元町方面)と3番ホーム(阪神なんば線大阪難波方面)は対面乗り換えが可能です。
阪神5700系
阪神5700系は2015年から導入されている最新鋭の普通用車両です。
2024年に最新の5727編成が導入され、最後の5001形置き換えの準備が整っています。
阪神5001形などの普通車(ジェットカー)の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
以上、2回にわたって阪神大物駅に停車、通過する列車をご紹介しました。
関東に比べると複雑な相互直通運転が少ないので、一つの駅で3社(阪神、近鉄、山陽)の車両が見られる場所は貴重です。
隣の尼崎駅に比べるとホームがシンプルなので撮影しやすいのもありがたいです。
関東だと都営浅草線や東京メトロ副都心線などを経由した相互直通運転が車種のバラエティに富んでいるので、いずれまとめてみたいと思っています。
YouTube動画では、大物駅に停車、通過する阪神、近鉄、山陽電鉄の車両を取り上げています。
本記事とあわせてぜひご覧ください。
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