今日はDCC自動運転の話、前回の続きになります。突如0信号が入って止まっちゃう問題を解決したのは..車両検知用なのに検知をやらないセンサー(sensor)のニセモノを作ることでした😲。こんなやり方があるんだな~。また複雑な話になりますが、結果の満足度は高いです😁。

 

いつもご訪問頂きありがとうございます。以下本編です↓。

 

前回と車両は変わってED75 129+ED75 727重連の国鉄時代貨物列車編成(DCCアドレス7727)、485系特急電車やまびこ(同4812ヘッドライト修繕をやりました)、奥にちょっと写るED75 158牽引の荷物列車 荷44レ(7158)が走行します。

 

おさらいになりますが、これまでの自動運転では進行していく2つ先の区間まで自動で割り当てちゃうので駅に停車した場合に不具合がありました。図は7727が右から入線して先に到着、P4ポイントを渡る走路の場合白表示;47,7区画を自動割当=占有しちゃっているので後から来た71584812左方向に発車することが出来ない(追抜き通過も出来ない)という制約がありました。これを解決する設定方法(出発信号を出すまで駅から先の割当てを停止する)を見つけたのが前回でした↓が、

 

 

今度は割当てを止めている最終区画;駅に入った途端0信号発報という問題が発生していました。写真のように編成がホームに入りきらず止まってしまいます。リンク記事に書いた通り最低1つ先の区画までの自動割当てが無いと突如0信号で緊急停止するように出来ているみたいです。

 

なら駅の区画を分割し、↔のように極短い電源区画を作ればいいんでしょ?と考えました。ポイントの手前に作り、更にその手前で止めるようにすれば1個先の短いのまで割当てが出来るので突如0信号は解消される筈です。しかし1~6番線、逆方向に発車することもあるので倍の12区画が新たに必要になります。出来るだけ短くするのは有効長一杯=ロング編成の停車に支障するからですが、ちょっととはいえ確実に有効長も短くなるできればやりたくない、でした😅

 

12区画を作るには車両検知機器;Digitrax BDL168を増備する必要もありました。16区画が検知出来るので1台で足りますが2万円ちょっと出して買って、更に配線が複雑になるの?もありました😅。でもしゃーないな、で入手ポチ寸前まで行ったんですが思い留まりました。車両検知機能自体は足りてるので何とかならんか?と😁。

 

BDL168からの車両検知信号(どの列車がどこに居るか)パソコン上のJMRIソフト(DCC車両検知運転が出来るフリーソフト)が受けて速度制御する訳ですが、これがなかなか難解です😅。表のInternalセンサー”IS”で始まる名称で、列車の進行方向を制御するなどのため自分で作る”内部センサー”です。続行運転には不要で今も感覚的にしっくり理解できないんですが😲、設定しないと自動運転でエラーを吐きまくるので設定しています。先ず考えたのがこの”内部センサー”を上記極短電源区画のダミーセンサーとして使えんか?でしたが、結果正常に作動しませんでした😞。

 

一方Digitrax(JMRIは各社サポートしていますが自分はDigitraxを使っているので..)の車両検知センサーはLSで始まる名称で、BDL168を接続すれば自動認識します。LSに続く番号はBDL168側の設定で決まり車両を検知すればState=Inactive→Activeに切換る”本物”のセンサー😁です。

 

ダメモトで試してみたのがDigitraxセンサーも自分で作ってみよう です。自動認識でなくても作れちゃうのでやってみました。LSで始まる”本物”と重複しない番号を設定、User Nameを頭文字”D(Dummyの意)にして区別します。Digitrax用のセンサーなのに機器は接続しない..完全なインチキ、ニセsensorです😁。

 

ニセながら、使えちゃったんですね~😁。自分でもびっくりでした😲。JMRIの路線図上は自動運転で矢印ニセsensorまで割り当てるので白表示になりますが、手前の下1区間内で停車、JMRI上は1つ先まで割当てが出来ているので突如0信号問題が解決

 

下1区画(駅)に入った途端0信号停止すること無く..

 

全編成がしっかり下1区画に入って自動停止するようになりました。(停止位置は列車長に応じて自分で設定できます↓)。ニセsensorは最短;長さ1mmの設定;JMRIの設定~路線図上だけのオバケ👻で実態はありません😁。

 

 

transitには、前回の記事↑に書いた時より1つずらして上記ニセsensor区画”D下1出fow”に右端のStop Allocation Sensorを設定します。

 

これで自動運転を設定すると画面の白い部分路線図上のニセsensorとして割当てられますが、その先まで自動割当てしないので他列車の運行に支障はありません。1出発=下1出をクリックし黄色信号にすれば

 

以下に書くLogix NGが働いて表の一番上;D下1FがInactiveからActiveに変わる~ニセsensorが在線検知状態に切換るので

 

路線図上も車両検知状態(黄色)になり、その2つ先迄割当てを再開;発車して行きます。この図では7727(下1出をクリックして黄色信号)ですが、4812(下2出をクリック)や7158(同下3出)を選べばその列車が発車、どの列車を先に出すか自由に選択できるようになりました。

 

上記ニセsensor区画在線/非在線はJMRIの機能;Logix NGで制御しています。英語で何やら書いているロジックです。詳しくは省略しますが車両検知機器を繋いでいないニセsensorですから、前後センサーの状態を元に運転に必要な条件に応じてactive(在線)、inactive(非在線)の制御を自動で行えるように設定しました。Logix NGを使うとこんなことが出来る、逆に設定しないと短いとはいえ車両検知が途中で途切れることになりますから、エラーで変な動きをします。(Logix NGを書き間違えて正常動作しなかったことがあって..黄色信号速度のまま止まらずに通過するということが実際起こりました😲)

 

これで突如0信号問題は解決しました。↑の動画;手前の1番線にED75 129+ED75 727貨物列車が先に到着し、奥の3番線をED75 158牽引の荷44レが通過してから、貨物列車発車;追抜き運転が自由に出来るようになりましたし(操作は出発信号を出すだけ、自動で走っています。)

 

485系やまびこ編成を逆向き(写真奥方向)に走らせ

 

この動画のように貨物列車が1番線に進入、同時に2番線に周回して来た485系が逆向き進入などなど今まで出来なかった自動運転が多数出来るようになりました😁。(動画1分縛りがあるので断片的です。また、有効長が長いのでダラダラ走ってなかなか停車しない..これは今の所解決策がありません😅。)

 

両方向の発車、到着に対応するように上記Logix NGを書きましたが、右→左に走行する場合矢印のように走行中ニセsensorが非検知状態になる(ロジックの都合)、穴が開いたように見えます。美しく無いんですが😅それより問題解決できたのが大きいと思います😁。

 

かなり難解な話になったと思いますが😅、この手のソフト、機器は自分で扱ってみないと分からない性質のものと思います。Logix NGの中身などBlogに書ききれない部分も多数ですが、こんなことが出来るんだ~程度でご理解いただければと思います。

 

ニセsensor作戦を思いついたのは自分的に満足度が高いです😁。追加投資なく運転の自由度が大幅に増しましたし、他にも応用できますしね~。

 

P.S.ストック記事を順次Upしていますが、実はここ暫くJMRIに集中~複雑でアタマ爆発気味だったりもします😅。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

鉄道コム

 

にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 DCCへ にほんブログ村 鉄道ブログ 電気機関車・ディーゼル機関車へ (Blog村)