この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
されたそうでございます。
しかも事前にナンバープレートやメーカーズ
プレートまでが引っぺがされ寝起きのカミさん
みたいな姿になっての回送。
寂しさよりも哀れさが先に立ってしまいます。
国鉄時代からの長きに渡って黒磯から幡生まで
駆け抜けた名機の一族が、またその版図を少し
狭めてしまいました。
一方で吹田の方では暫く8864〜8865レ専従と
なっていたEF66 119が落ちた、という話も耳に
致します。
来年度改正を前にして、いよいよ本格的な終末
準備となるのか。
PFや鮫たちの動向が気になります。
さて、今回の更新はカニラッピングが施された
289系を狙いましたご報告でございます。
この日は第2894列車記事で撮影致しました
が、ついでとしてカニ特急も仕留めました。
非貫通先頭車にへばり付くカニが描かれ、一瞬
事故でヤバい状態のまま走っているとつい錯覚
しそうになる、赤い前面下部が特徴的だと
感じます。
福知山の287系や289系は、冬時期のカニが
特産となる兵庫北部への足となっております為
観光誘致として、ラッピングが施されたのだと
推察致します。
実際、側面窓下には
冬のご馳走 カニを食べに行こう!という文句が
貼り出されております。
初手、低い露出をカバーすべくSSを落として
遊んでおりました練習撮影では、対向の新快速
との離合が上手い具合に目の前で展開されて
面白い絵面となりました。
被写体となる手前の225系は止まって見え
反対に対向の列車は流れてブレております。
まるで名神クロスに225系が停車したかの様な
成果となりました。
薮から出てきたラッピング編成を、先ずご挨拶
がてらに一コマ切ります。
この時点で既に289系前面に赤い何かが付着し
不穏な気配を漂わせているのが判ります。
ここから構図を改めまして、本命コマを狙う為
再びカメラを構えます。
今回の〆。
まるでど根性ガエルのピョン吉みたいに平面へ
へばり付きます、赤いカニ。
JR西はパンダもそうですが、奇抜なデザインの
ラッピングが目を引きます。
よく見るとカニの甲羅や腕には凹凸もしっかり
描かれていて、割とリアルに寄せてあるのが
また絶妙な気持ち悪さを醸しております。
この様な意匠はワタクシ、結構好きなので
楽しく撮影させていただきました。
オマケ。
貫通側先頭はまた違ったデザインになります。
このショバではケツ打ち不可でございますから
無理矢理ケツを覗こうとチャレンジ致しまして
ご覧の様なカットとなってしまいました。
カニの鋏が一対、貫通扉を挿む様にして
屹立しております。
カニ料理が好きなウチのカミさん曰く、蟹は
脚や鋏では無くボディこそ美味い、との事で
ございます。
つまりこの鋏だけのデザインが示しているのは
美味い部分はもう食べ終わりました、という事
なのでしょう。
蟹を食べて満足した、日本海側から関西へ戻る
列車の先頭らしいデザインと申せるのかも
しれません。
知らんけど。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!