昨日のヤフーニュースに、冒頭のタイトルで「非電化なのに電車が走る」「最近までキハ40形が見られた首都圏近郊路線」という烏山線の記事があった。
烏山線については今まで何度もこのブログに書いてきたので、今更という気もしたが、最近あまり撮り鉄していないので、今回はこの記事に便乗する。
「烏山線は他の路線と交わることなく、終点で行き止まりになる。
宝積寺と烏山を結ぶ路線だが、実質的には宇都宮~烏山間の路線。
開業は1923年。1970年収支係数は悪くないと判断され存続。
2014年EV-E301系電車導入。烏山線7駅の紹介。」といった内容の記事だった。
ちょうど同じタイミングで、JR東2路線の廃線の動きの記事が出た。
烏山線は、他の赤字路線と比べるとまだマシな方なのだが、少子高齢化で年々収支は悪化している。
実質宇都宮~烏山で運行されているが、正式には東北本線の宝積寺(高根沢町)~烏山(那須烏山市)の1市1町だけの路線だ。
栃木県東部は、とりわけ過疎化が進行している地域だ。
那須烏山市は烏山線の存続に向けて、奮闘しているが、小さな1つの自治体だけで赤字の責めを背負うには負担は重い。
赤字路線は切り捨てるという発想だと、日本の鉄道は一部の幹線だけになってしまう。
問題提起と総合的な判断という今のスタンスは維持してもらいたいと思う。