さて、205系と255系、入換用機関車HTM270形以外のこと。
今年は(昨年に続き)205系とHTM270形以外公式の車両展示が無かった。
2018年夏の東京総合車両センターでのEF58 61展示騒動以降、こうした車両の展示が減少の一途を
辿っていること、そしてコロナ禍も踏まえ有料化に舵を切ってしまっているのは残念でならない。
また、参加費高騰によるプレミア化も加速の一途で、その反動が近年の撮り鉄の暴走を招いたとの
推理は果たして行き過ぎなんだろうか?とも考える今日この頃。
昨日ラストランとなった群馬のEL・DLも至る所で線路接近による緊急停車があり、最後の高崎でも
相変わらずの奇声ぶりだったようで、これから果たしてどうなってしまうのだろうか?
ということで、全体的にはパワーダウンと捉えられていたようだった。
知り合いの鉄道古物取扱の会社も出店していなかったし、そもそも部品自体販売しなかった様子。
5月にJR貨物がやった時に騒動があったそうなので、その悪しき前例が縮小を加速させたのか?
そうなった理由はあくまでも参加者、つまりユーザー側にあることを知るべきである。
そんな中で少し異質だったのは、特休車の札が入れられたE231系500番台クハ2両の存在。
よく見ると、諸元表記の自重が書き換えられている。
なんらかの改造工事をしているようだったが、どこかに再転用でもあるのだろうか?
通常入場車は、E257系500番台が。
相変わらず迷走変化著しい系列だが、ひとまず房総方面用として細々と命脈を残している。
やはり元々の塗装の方が美しいものだと、改めて感じ入る。
最近の房総界隈では疲弊し切った姿ばかり見ていたので、久々に綺麗な姿を見たな、とも。
211系、まだまだ現役!
とはいえ、こんなシーンもいつまで見られるのだろうか。
大宮には既に高崎車しか入ってこず、貴重な国鉄型の末裔。
時代は流れ、界磁添加励磁制御、直流モーター車はこの211系と253系のみになっている。
205系は中原所属車が検査担当になっているが、もう入場することも無いであろう。
そして今回、それとなく注目を浴びていたのは…
武蔵野線E231系MU1編成。
目の前に居たのはクハE231-901、所謂E231系900番台。
元をただせば、209系950番台。
E231系の基礎を作った試作車編成である。
クハE230-901も検査中。
武蔵野線転用にあたり、広幅車初の6扉車含む2両は廃車されてしまったが…
量産車や209系500番台と共に、もうしばらく一都二県を股に掛ける活躍は続く。
そして、JR東日本的に最近のイチオシは山形新幹線E8系らしい。
ミニトレインにもE8系が新登場したほか、
レールバイクもE8系カラー。
まだ現車には乗れてないのだが。
そして、今回やけに熱を帯びていたのが台車関係の展示。
JR貨物の不祥事を受けてなのか?かなり気合いが入っていたような。
車輪を運ぶフォークリフトの撮影会まで。
かなりマニアックwww
例年の車掌体験、運転台見学は見当たらなかったが…
こんなの走ってたのか!!
14系客車時代の夜行急行「能登」が輪島に延長運転していたことがあるのは知っていたが、夢空間が
七尾線、そもそもJR西日本管内に乗り入れたことがあったのは記憶に無かったなぁ。
「サロンエクスプレス踊り子」夕陽バージョン。
国鉄時代はEF58の牽引が話題だったが、EF65PFもよく似合っていた。
伊豆急行線に国鉄・JR東日本の電気機関車が乗り入れていたなんて、今なら激パ必至案件かな。
そして、個人的にかなりツボだった展示が…
大宮付近プラレール完全再現!
至る所に大宮を象徴するネタが散りばめられていて、同行者と大爆笑!
ちゃんと今日の試乗会列車・255系も走っている。
入換作業に…
噂のレインボーまでwww
ニューシャトルもいたし!!
こういう作り込み、大好きwww
今年は大宮工場開設から130周年だったそうである。
さまざまな要因から不完全燃焼感はあったが、今年も開催されたことには感謝であった。
開場〜昼頃までと、閉場前の30分ほど、存分に楽しめたから良かったと思うことにする。
なお、今回はある事情から鐘塚公園会場には行かなかった。
鉄道写真家の中井精也先生がトークショーをされていたから、見に行きたかったのだが。
…おや、あなたは何故そこに??www
クハ205-1を遠目に。
間違いを探せ!
来年も、是非!
変わらぬ頭たち。
…そして、今回は関連して初めての動きも。