久しぶりに完全オフの日曜日、川正線の運転台に腰を据え、スイッチング(線路を切り換えながら貨車などを入れ換える)に興じました。
スイッチングレイアウトと言えば、かのG&D鉄道の作者、ジョン・アレン氏の「タイムセーバー」が有名です。タイムセーバーは、貨車等の入換に要する時間の速さを競うゲームであり、あらかじめ示された入換後の配置を完成させるために、無駄のない入換手順を考える面白さもあります。
YouTubeで見つけたタイムセーバーの動画です。
そしてこちらが、その昔、世界中の鉄道模型ファンが憧れたG&D鉄道(Gorre & Daphetid)の動画です。
G&D鉄道は今見ても凄いですね。水野良太郎さんの「鉄道模型入門」(1977)でその名を知り、その後、TMSのグラフを目にした時は驚愕しました。
さて、本題の川正線のスイッチング遊びです。今日のお題はこんな感じです。
開始前、終了後の配置は、それぞれ適当に車両を置いたところを写真に撮りました。
実際にどんな手順で動かせばいいのかを考えながら、レイアウトの電源を投入、いよいよスイッチングの開始です。
★スイッチング開始前の配置
★スイッチング終了後の配置
写真だけだと分かりにくいので、図を描きました。
●開始前の配置
●終了後の配置
川正線の通常運用では、任意の場所で解放できるスグレモノ、タイムセーバーの動画にも登場した「Rix Sticker(リックススティッカー)」(過去記事参照)を使用していますが、この遊びでは、図に示した2か所の解放ランプのみを使用することにします。
この制約と川正線の線形(下図参照)のため、突放を実行するには、ケーディーカプラーのナックルが開いたままの推進運転でエンドレスを周回するという、スリリングなシーンが出現します。
もし、ケーディーカプラーの動きをご存じない方がいらっしゃいましたら、手前味噌ですが、この記事の最後の動画をご覧ください。
推進運転の様子①
ナックルが開いた状態での、2軸貨車の推進運転です。
ポイントが連続する難所を通過しますが、難なく通過します。
推進運転の様子②
今度は、20m級のスハニを、ナックルが開いた状態で推します。
カプラーの首振り角度や、スハニの幌と機関車のテンダーのクリアランスが心配です。