あれは、ちょうど1年前のこと。
今年も、大宮鉄道ふれあいフェアの季節がやってきた。
昨年から秋開催になり、暑さに悩まされなくなったことは大きいものがある。
…が、今年は実は別の予定を組んでいた。
関東を離れ、久しぶりに名物ハンバーグも絡めて、などと…
と思っていたら、今回の大宮は試乗会に255系が登場とのこと!
9月以降臨時運転もなくなり、幕張車両センターに留置され続けてきた。
久々に動くシーンが見られるから、行くしかないか!
ということで、情報をくれた“弟子3号”に試乗会つき入場券の手配を依頼。
無事に10:00発の回の手配が済み、今日を迎えた。
大宮駅に降りると、いきなり新幹線試験車両ALFA-Xのロードトレインが。
大宮駅西口から鐘塚公園会場まで往復していたが、今回は乗ることはなく。
メイン会場の大宮総合車両センター会場の入場券は、試乗会付きは早々に予定数2,100枚が完売。
しかし、通常入場券は制限がなく当日券としても販売されていた。
今回の入場ノベルティは、多数の車両が「130」の数字を型取るデザインのクリアファイル。
よく見ると、あの車両も?!というのが多数見つかり面白い。
工場内でいきなり目に入ったのは、二つに分かれた209系の前面構体!
廃車されたクハから部材を確保したのだろうか?
以前、踏切事故で破損し、車両センター留置の訓練車から移植した事例があったので。
今回は、車体上げ実演は211系。
並びのE231系は綱引き体験として使用。
そして、今回注目を浴びたのは
クハ205-1、山手線仕様復活!
長いこと最終所属の京葉線仕様のまま訓練・研修に使用されていたが…
スカートも取り外され、19年ぶりの装いへ。
さらに特筆されたのは、保安装置と所属の表記も復元されたこと。
懐かしの「山手線」幕とともに、懐かしい高校・専門学校通学期が思い出される。
6年間、ほぼ毎日どこかしらで乗ってきた電車。
今のところは、引き続き研修用途のままとのこと。
モハ205-1も、帯色のみ復元されていた。
10:00の本開場の後は、一番人気のスポットとなっていた。
それにしても、30年近く前の利用期の頃は、日常過ぎてほとんど何の気なしに乗るだけだった電車。
時代は流れ、ここまで趣味的注目を浴びようとはつくづく感慨深い。
入換動車HTM270も展示。
記念撮影スポットに。
双頭ならぬ“三つ子”連結器を持つ、唯一?の存在。
…そして、いよいよ!
走行シーンには約3ヶ月半ぶりの再会!
大宮では8年半ぶり!
万感の思いを込めて、再会の時間へ。