①初北海道新幹線,奥津軽新在分岐点、駒ヶ岳小沼絶景車窓,大沼地ビール
16.宮古駅→浄土ヶ浜で震災の遺構をみる
宮古駅はJR・三陸鉄道共同駅でした。プラレールの「田舎の駅」🚞に代表されるような可愛い駅舎です。三鉄の宮古駅は、単独で存在していた様な気がしたので、ちょっとWikiで調べてみると……、2019年、JR山田線(釜石~宮古駅間)が三鉄に移管されたと同時にJR宮古駅(~盛岡駅間はまだJR)は三鉄管理となり、旧三鉄宮古駅舎は本社機能のみ残しているそうです。
(10:20)県北バス🚌で浄土ヶ浜に向かいます。三陸1、宮古1の観光地なので、バス便は30分間隔のイメージ。徒歩だと、4.7㎞/70分の距離感です。
街のあちらこちらに津波の到達高さを示した標識看板があります。写真は築地町交差点のもの。県北バスの運転手👮さん、とても話好きな方で一番前に座ったSumioに被災状況を良く解説していただきました。
こちらは宮古で有名「巨人荘」。本来2F建の軽量鉄骨アパートでしたが、すっぽり1F部分が津波でもっていかれたらしいです
。。2F部分に現在も生活があるかは不明です。。。
矢印の所までちょうど津波が来たらしい。。。坂の奥突き当り薄ピンクの家屋は津波の被害を免れましたが、それより低地部はすべて壊滅したらしい。。。
東北唯一(ひょっとして東日本唯一?)、鍬(くわ)ケ崎町の「ラウンド・アバウト」(場所は次項図面参照:→……欧米でよく見る信号がない円形交差点🚙。ヨーロッパでは中央に良く国・町の英雄像が立っている。交差点に進入した車両は必ず右回り🔃に進んで、行きたい方向から進出する。渋滞解消に役立ち、不思議と事故がないらしい等メリットが大きい。ただ十字交差点よりも面積を必要とするので新規都市計画がある場所がないと難しい…)。
17.三陸海岸随一の景勝地;浄土ヶ浜海岸
観光客の皆様、ほぼ全員が「ビジターセンター前」or「パークホテル入口」で下車していきましたが、Sumioはさらに奥地「第三駐車場」で下車。ここで降りれば、奥浄土が浜海岸から手前ビジターセンターまで、往復せず、一方向のみのウォーキングが可能
(図面参照)。
1)浜ゆり展望台
ホテルやバス通りは段丘の尾根上にあり、バス停からウネウネ道を奥浄土ヶ浜方面へ降りているところ。。。
途中の「浜ゆり展望台」へ寄ってみました。
松島に似た景観です。松と岩と紺碧の海と。
不思議ですね所どころ、波に侵食された思しき洞窟に成りかけた穴が見えます。そこだけ、岩質が柔らかいのでしょう……
2)(奥)浄土ヶ浜
坂をさらに下って行くと、とうとう雅な?美しすぎる砂浜と三角形の奇岩群が見えてきました
奥浄土ヶ浜or浄土ヶ浜海浜とか呼ぶ場合があります。
こちらは、レストハウス屋上展望台からの眺望。先ほどの浜ゆり展望台からの荒々しい海原と全く別な情景。宮古市HPによると「浄土ヶ浜の由来は、天和年間(1681〜1683)に宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖が、『さながら極楽浄土のごとし』と感嘆したことから名付けられたされています。」江戸時代、初期かぁ~~~❓❓。平安時代藤原三代が栄えた岩手県ですが、結構の最近の印象です。。。浄土ヶ浜にも何とも不思議、八戸市種差海岸と同様天然芝が生えています。
不思議な位に波がたっていません!
夏期には、大勢の海水浴客でにぎわうそうです。名前の影響が大ですが、不思議と心穏やかになりました。。。
ボッチなので、記念撮影できず……。看板の上のカモメ🕊️がSumioを慰めてくれます。
餌が欲しいのか近づいて来てくれました。。
半島の遊歩道上に南へ進むと……
3)砥石浜・剣の山
砥石浜という場所に出ます。こちらは、砂浜ではなく、人工的に散布された小石と写真の様な階段ブロックになっていて、親水公園🌊になっています。夏季であれば、階段を数段降りて、波と戯れるカップルや親子が多数いると思われます。
その砥石浜の正面が名勝ずばり「剣の山」⛰️
剣の山⛰️の両側がまだ島?として残っているのに、ここだけのこぎり式に侵食されるのは不思議ですよね~~。。
さらに遊歩道を南へ進むと、トンネルもあり、アドベンチャー感満載ですただ、数百年
数千年
のうちに、波に抗って建設された遊歩道も海の藻屑へと消えていくと思われます
。その抗いの象徴、遊歩道下のコンクリート護岸と上の石積みタイプの落石防護工。
こちらの地層は薄く皿状になった地層。崩れやすい地層なのに、ここは落石防護工が設置されていないことが土木技術者として若干の不安です……。
4)マリンハウス前(さっぱ船)
ここも観光拠点のマリンハウス🚤。
「青の洞窟」を回るさっぱ船の基地。さっぱ船って何?と思いますが小型ボートです。。Sumioは知床の観光遊覧船沈没事故以来、すっかり船舶は苦手です
。この手の観光船、運輸安全⛑️マネージメント体制は整っているはずないし、もしもの場合の訓練とかどうなっているのか…
とか……。運輸業を生業としているので、不安は尽きません。。
HPの写真をお借りしました。たしかに洞窟の中は魅力的ですが…………。
そんな中、4人の勇気ある若人が出発していきました
さらに南へ歩みを進め、また奥のトンネルをくぐると……
5)うみねこ丸乗船地
こちらは大きな観光遊覧船うみねこ丸⛴️の乗船基地です。
ここからビジターセンターへ向かっての遊歩道は、護岸形式ではなく橋梁(桟橋)形式。波が比較的高いのでしょうか橋梁の始・終点の勾配の関係でしょうか
木製の踏板でなかなか良い設計です。ただし、木板は10年に一度は交換しないといけないので、管理者泣かせです。。
6)浄土ヶ浜ビジターセンター
さて、遊歩道の終点(本来は始点?)、ビジターセンター🏢の地下に到着です。なぜ、ここを出発地にせず、終点にしたか?というと……
バス通りの尾根まで、心臓破りの坂を登らずとも、EVで一気に建物4階分を上がることができるからです。
メインの入り口はこんな建屋🏢ですが、玄関は地上3階にあり、地下1階の断崖に向かって建設された建物。
種差海岸同様、環境省直轄・天下の国立公園です。
施設内の展示は、種差海岸のそれより、断然充実したものでした。なぜ同じ国立公園で震災後?の同じ時期に建設されたもので、「こうも違うのか
と……。落札した環境系?コンサルタントの能力の差?予算配分の差
遊歩道ウォーキング後、立体的ジオラマを改めてみると、自分が歩いて来た地形が良くわかりました。もし、最初にビジターセンターを訪れていたら、このジオラマも何の関心もなく、通り過ぎていたと思われます。。。
ビジターセンターからバスに乗り再び宮古駅にもどり、宮古名物を食しにいきます。
18.宮古名物瓶ドン:海鮮味処蛇の目本店
1)瓶ドンとは
三陸海岸沿岸では、名物のウニを海水で滅菌処理して牛乳瓶で保存することが一般的だったそうで、他にイクラ、マグロ等いれて売出したそうです。
(宮古市瓶ドンHPより→ 瓶ドンを食べてみよう - 宮古観光文化交流協会)
今では宮古市内では10店舗で食べられるそうですが…
宮古駅前は「すみよし(3.8)」と「蛇の目本店(4.1)」が隣接しあって、いいライバル関係
Sumioは点数だけの判断で、「蛇の目本店」(ggl4.1)に行ってみました!
往訪は、平日のせいか?付近のサラリーマンで満席。けど、ほとんど人が瓶ドン以外(刺身定食など)を注文していました。。。
お目当ての瓶ドン(大)は2970円。ウニとイクラが入ってのこの価格札幌の二条市場に比べたら1000~2000円位安いでしょうか
半分のサイズで瓶ドン(中)1600円?も選べますが、折角なので、(大)を注文しました。ちなみに生もの「テイクアウトはできません!」とな……
。
運ばれてきた瓶ドンセット。荒煮など、小鉢も3品つきます!
見た目が何といっても美しすぎる!上から、ウニ、イクラ、マグロ、イカ、貝……まで認識出来ますが、まさにカオス・イン・ザ・ミルクボトル。
でも、盛付が下手なので、自分でやると美しくありません。。でもそれが人気の秘密なのかもしれません😅
。。。
小樽辺りの海鮮丼だと、カニ🦀の手を真ん中におっ立てる!のが本流かも…。。
大変、満足できる宮古名物でした
19.三鉄みやげ「さんてつや」「鉄印帳」
宮古駅舎隣にあるのが三陸鉄道沿線で一番グッヅが揃ってる「さんてつや」です。
この充実ぶり。久慈駅とは雲泥の差。比べるものでもありませんが……。
Sumioは「さんてつや」でクリアファイル(左)を、駅窓口で鉄印帖をゲットしました鉄印帳は奇しくも「ありがとう40周年」バージョンです。1984年開業なんですね?!来年以降は、また通常のデザインに戻るのかな?。NHK・プロジェクトXで知ったのですが、日本初の第三セクターらしいです!意外と、三セクの歴史は浅いんですね?!それまでは、国鉄が鉄道を敷いていましたからね……。
ちなみに直近の流行は第三セクター鉄道ではなく、上下分離式(施設は行政が持って、列車運行は民間が行う)が流行りで、近江鉄道がその方式を全国で初めて採用しました。
次回Part7は最終回、JR山田線代行バス(泣)→盛岡(新幹線)→仙台グルメの予定です。