「SHOGUN 将軍」エミー賞受賞記念上映 第一話、第二話 を観て来た | まだだ、まだおわらんよ・・・
2024年11月20日

「SHOGUN 将軍」エミー賞受賞記念上映 第一話、第二話 を観て来た

テーマ:映画

京阪宇治線沿線巡りの途中ですが8日間限定上映ということなので終わらないうちに紹介することにしました。

 

といっても公開は11月23日(土)までと残すところ僅かあと3日なのですが。

 

『SHOGUN 将軍』エミー賞受賞記念上映 第一話、第二話

を映画館にて鑑賞してきましたのでその感想を、

 

パンフレットは発売していなかったので上の画像は先着入場者プレゼントでいただいた『SHOGUN 将軍』スペシャル解説つき特大かわら版 から。

 

ジェームズ・クラベルによる小説「SHOGUN」をトップガン マーヴェリックの原案を手掛けたジャスティン・マークスと真田広之、ハリウッドの製作陣によりドラマシリーズとしてリメイク、

全米ドラマアワードの最高峰、エミー賞において「ゲーム・オブ・スローンズ」を抜いて最多18冠を獲得し日本でも話題に。

 

五大老同士の駆け引きと同時に、カトリック、イエズス会の策謀にプロテスタントとの宗教対立などを交え物語は展開、

徳川家康を吉井虎長、石田三成を石堂和成、モチーフとなった人物の名をあえて実名にしていないこともあり完全なフィクションとして見ても面白い、そこに多少の日本史の予備知識があればなお楽しめるといった内容。

 

例えば主人公の名前が最近の実話モチーフの朝ドラでもやっているような絶妙なネーミングで、

寅の年寅の日寅の刻生まれが通説の家康を虎長、細川ガラシャの通説での本名がたま/玉子/珠子、それを同じ球体の鞠で鞠子、そういった些細なことに気付くだけでも楽しい。

 

舞台の背景、衣装から小道具、侍の所作にいたるまで、これまでのハリウッド作品によくあったなんっちゃってニッポン、謎のハイブリッドアジア化することなく本物の日本の再現にこだわったことについては以前から話題になっていてそこはさすがの期待通りの出来栄え、

 

主要キャストである鞠子役のアンナ・サワイ、授賞式でこそメイクや衣装でアメリカナイズされていましたが、劇中では常に他の日系人女性キャストともどもこれまでよくあったゲイシャスタイルやただ和風の着物を着せただけの東洋人のようになっていなかった点にもそんな拘りの成果があらわれているように思えました。

 

設定や脚本の破綻や矛盾などにツッコミを入れて見るといった楽しみも映画鑑賞の醍醐味のひとつでもあり、何度も見返せるなどネット配信にもメリットが多いのですが、

 

本作を映画館で観たいと思った動機はこういった綻びの少ない大作の場合映画館で見た方が集中して見ることが出来ること、

 

またストーリーや脚本、台詞、役者の演技など映画を楽しむ比重は人それぞれなのですが、わたしの場合基本映像から入るタイプなので大画面でそれを堪能できるという部分に大きく比重が来るのでなおさら映画館向きだと思ったこと。

 

本作の配信はディズニープラス、ディズニープラスといえば以前スターウォーズのスピンオフである「マンダロリアン」などやはりテレビサイズでは物足りなさを痛感したこともあり、今回の映画館での公開は願ったり叶ったりでした。

 

そしてそんな期待を裏切ることなく、この日は早朝から出かけて時間調整に電車を撮影したのち午前に別の映画を1本観て2本目の映画だったにもかかわらず

眠たくなるどころかどんどん引き込まれていきました。

 

構成が所詮ドラマ、再編集されていなくて映画ではないという声も一部あるようですが、以前からOAVの先行上映などで10数話の連続もので内2話構成の特別上映をよく観てきていて馴染んでいたこともあってか集中が途切れることもありませんでした。

 

今回導入部分の第1話と第2話だけだったのですが、どうかこの後に続くエピソードも順次劇場公開を続けて欲しいと思います、その機会があれば必ず観に行く、そう思わせる作品でした。

 

 

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