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阪神電鉄開業前年の1904(明治37)年、鉄道用の火力発電所として建てられた「レンガ倉庫」(尼崎市北城内、非公開)が近く解体されることが、同社への取材で分かった。文化財指定はないものの、開業時の様子を伝える唯一の遺産で、「工都・尼崎」のランドマーク。来年4月の開業120年を前に姿を消すことになり、惜しむ声も上がる。
阪神電気鉄道(阪神電鉄)の尼崎駅です。(2018年2月撮影)
この駅の近くに阪神電気鉄道尼崎(車両)工場があります。阪神本線は、わが国最初の都市間電気鉄道(インターアーバン)として1905年(明治38年)に開業しました。
その敷地の中に阪神電鉄開業前年の1904年(明治37年)に竣工した旧火力発電所(尼崎レンガ倉庫)の一部が残っています。阪神電鉄が開業したのが電気鉄道の黎明期でしたので、電車を運行するために電力供給を自前で行わなければならなかったのです。
関西電力の前身である各地域の電力会社の神戸電灯や大阪電灯は開業済みでしたが、まだ阪神電鉄の沿線の全てをカバーできていなかったようです。
この建物が火力発電所として使われたのは1919年(大正8年)までで、戦後は阪神電鉄の資材倉庫として使われていました。「変電所」として使われたことは一度もないようです。
旧火力発電所の建物が保存されていたのは西側だけでした。
阪神電鉄の旧火力発電所は尼崎のランドマークの一つでしたが、老朽化のために解体されるということです。(2018年2月撮影)
阪神電鉄の旧火力発電所(尼崎レンガ倉庫)の画像です。(2024年11月9日撮影)
(参考画像)
1900年10月に竣工した旧尼崎紡績本社事務所(現在はユニチカ記念館)です。(2018年10月撮影)
有人レジとセルフレジどっちをよく使う?
セルフレジです。もう慣れているので苦痛ではありません。
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