(京王帝都電鉄) 浜田山から 20円区間 地図式乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和35年11月に京王帝都電鉄(当時)井の頭線の浜田山駅で発行されました、「浜田山から 20円区間」の地図式乗車券です。

 

 

けいおうていと緑地紋券となります。

 

 

 

 

 

こちらは昭和36年7月に発行されました、同じ区間の乗車券です。

 

 

運賃「20円」の左側の「3等」の印刷が無くなっています。

 

「3等」の印刷の有無のほか、拙ブログの2022年11月7日のエントリ「京王帝都電鉄 高井戸から 20円区間ゆき 金額式乗車券~2」で申しました、「けいおうていと地紋」の「けいおうていと」の文字と社章の大きさ、横線と社章の間隔などが異なっています。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

 

上段が昭和35年11月発行された券、下段が昭和36年7月に発行された券となります。

 

券番の数字のフォントのほか、「太線区間内の1駅」の文字の大きさ、「通用発売当日限リ」、「下車前途無効」、社名の(京王帝都電鉄)の特活使用の有無が異なっており、この差異は先のエントリで申しましたように、 券を調製した印刷会社が異なるためと考えられ、上段の地紋の券は「山口証券印刷」の調製と思われますが、下段の地紋の券は裏面の券番の数字のフォントから「井口印刷」の調製と考えられます。