2005年08月 広島(後半)-呉線、水島臨海鉄道、マリンライナー、サンライズ瀬戸

広島で平和祈念式典に参加して昼食の後に呉に立ち寄りながら岡山方面へ乗り継ぎ、水島臨海鉄道を往復乗車。瀬戸大橋線経由で高松に渡ってから「サンライズ瀬戸」で帰路につきました。


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 平成17年(2005年)8月6日(土)の続き

◎八丁堀 1110頃→1120頃 広島駅 3806B

市電で広島駅へ。宮島からの系統は下車時の支払いで、前方の運転手または後方の車掌に支払う。しかし終点広島駅では、その他のドアも開け、そこには移動式の運賃箱・両替機を引いた駅員がスタンバイしていた。少しでも降車にかかる時間を短縮する工夫だ。

駅構内でもみじまんじゅうを購入して、ちょうど呉線の時間になった。


◎広島 1129→1200 呉 安芸路ライナー 広行 快速5628M 103系3両編成先頭=クモハ103-2502

 ワンマン仕様ではないが1人運転。運転席後ろのドア付近に回送中らしい乗務員がいるが。運転手がホーム側の扉開閉装置を扱うため、ドアの開閉と発車との間が少し開く。呉に近付くと時折海が見えるようになった。


 呉駅の海側に回り、ショッピングセンターを突っ切り海岸近くにある、呉市大和ミュージアムを見学。常設展の他、企画展で、原爆と呉に関する展示(別料金)も行っていた。両方とも見学。結構駆け足になる。最近の開業らしく、合併による新生呉市とこのミュージアムの開業が駅からの通路に宣伝されている。NHKで紹介されたためか、とても賑わっている。

 企画展では、呉と原爆との関係を中心とした展示。原爆投下当時、呉の海軍機関から調査隊や救助隊が入っている。

 常設展示の目玉の戦艦大和の10分の1模型は、テレビで紹介された時の印象程ではないが迫力がある。3階?までの吹き抜けから見下ろすこともできる。他に、琵琶湖から引き揚げられたという零戦や、人間魚雷なども展示されている。これを使って特攻した人の遺書には感じ入るものがある。

 呉市には旧海軍関係の建物も残っていて見学に値すると思ったが、足を延ばすには暑いので、海岸の散策はやめて、先を行くことにした。

◎呉 1301→1310 広  安芸路ライナー 広行 快速5632M 103系3両編成 先頭=クモハ103-2501

 この列車も1人乗務。車内放送は自動だが、集札は駅で。広では同じホームでの乗り継ぎ。


◎広 1318→1440 三原  三原行140M  105系2両編成ワンマン 後方=クハ104-19

 ワンマンで乗降が前の車両からとなるため、後ろの車両の方が空いている。時折、後ろの車両に乗っていて下車しようとする人が慌てて前に進む。昼下がり。最初下がっていたブラインドも、向かいの席の人が上げてから、時折見える海岸の景色を眺め、時には寝ながら三原まで乗車する。しかし、ロングシートなので、景色を眺めるには不便。


◎三原 1443→1514 福山  長船行 456M  115系3両編成 後車=クハ115-5350

 糸崎から東尾道にかけて、しまなみ海道の橋梁が少し見えた。

 三原で1列車見送り、その間にマリンライナーの指定券を購入しようとしたが、指定席券売機は新幹線しか扱いがなく、窓口は混雑していたのでやめた。飲み物だけ飲んでからホームに戻る。

◎福山 1530→1603 福山 サンライナー 岡山行 快速3746M  117系4両編成 先頭=クハ117-15

 転換クロスシートの車内は、ここまでと違い、空いている。倉敷まで、旅行記録や休憩。この列車も、ワンマン運転。有人駅のみ停車のため集札はしないが、運転手がドア扱いをするため、発着とドア扱いにタイムラグが生じている。

 倉敷で下車して水島臨海鉄道の時刻を確認して岡山到着時刻のめどがついたので、みどりの窓口でマリンライナー55号の展望グリーンを求めるが満席。次の57号も同様だったので、55号の一般のグリーンを購入。

 水島臨海鉄道のホームはJRのホームに近いが、駅舎は大きく迂回しなければならない。倉敷ホテルの横に降りて、少し進んだ所にある小さな建物。


◎倉敷市 1633→1657 三菱自工前 三菱自工前行 MRT303単行ワンマン

 倉敷市駅の券売機は、1万円札対応。車両も、10年余り前に乗った時とは様変わり。前はキハ20のような車両だったが、現在はクロスシートとロングシートが交互に組み合わさった配列の新型ワンマン車両になっている。高架線が続くのは以前と同じ。列車の速度はとても遅い。水島まで住宅や工場が交互に見られるが、終点の三菱自工前の周囲は工場群。そのためこの1駅区間だけ日中の列車がない。水島から分岐している貨物線がある。また、三菱自工前付近で合流してくる線もある。

 三菱自工前の先には更に線路が伸びている。1列車見送る予定だったので、先まで歩いてみると、貨物ターミナルで、旧型車両や機関車が止まっている。

貨物ターミナルを見下ろせそうな位置に道路が横切っていて、歩道橋で上がることができるが、道路の壁が高く、見下ろすことはできない。そのため、地上からの撮影のみ。戻るとちょうど折り返し1724発になるワンマン列車が入ってくるとろだった。


◎三菱自工前 1724→1748 倉敷市 倉敷市行 MRT301単行ワンマン

 上り列車は停車駅毎に乗客を増やしていく。通路にも立客が並ぶ。


◎倉敷 1755→1811 岡山  播州赤穂行 464M 17系4両編成 先頭=クハ117-102

 思ったよりも早い列車になった。乗降口付近には立客もあるが、2人掛けの席を確保。岡山手前は留置線などが続く複雑な配線となっているが、その始点付近でホーム設置中。近い将来に新駅開設か?

 岡山でもみどりの窓口(ここでも指定席券売機は快速の指定を扱わず)に行ったところ、通路側の展望グリーンがあるとのことなので変更。

 駅前では、県警マーチングバンドの演奏が始まったところだった。

◎岡山 1844→1938 高松  マリンライナー55号 高松行快速3175M  5000系5両編成 先頭=5101 指定1B=パノラマグリーン席

 ホームでは、土讃線大雨によるダイヤの乱れで、南風23号が宇多津特発のため、うずしお利用を案内していた。

 マリンライナー55号は、先頭1番A~D席のみ運転席後ろに独立して並んでいる。リクライニングシートは座面スライドも付き、説明シールも貼ってある。ただ、リクライニングも座面の動きも固かった。ひじ置きには小型テーブルが収納されている。訓練中なのか、2人乗務。

 岡山は定時発車だったが、早島で交換待ち、茶屋町で接続待ちのため遅れが生じる。列車無線で色々と情報が入っているようだ。運転士は時刻表の入った透明ケースの上から、遅れを蛍光ペンで記入している。茶屋町は6分半遅れだが児島で交替時は6分遅れ。JR四国の運転手に恐ろしく慌ただしく交替。運転手が席に着く前に発車ブザー。着席前にブレーキ緩め、席を調整して着席してノッチオン。

 トンネルを過ぎて瀬戸大橋に入る。両脇に見える瀬戸内の風景は、思った以上に暗く霞んでいる。瀬戸の夕焼けは、この時間には終わっているようだ。

 運転席後ろのカーテンは開けた状態を維持してくれているので、前方風景も楽しめる。遅れているが、騒音の問題から、与島辺りまでは時速90kmを維持、与島を過ぎてから速度を上げる。坂出を出ると、夕景どころか、夜景となった。坂出を出てからも信号による減速もあったが、高松近くでは最高時速130kmまで上げて快走。高松到着は6分遅れ。

 高松駅は櫛形ホームの並んだターミナル駅。最近、きれいに改装された。駅構内に宇高連絡船の流れをくむうどん屋があるが、立ち食いうどん。とりあえず改札を出ることにする。

 駅舎は吹き抜けの構造で、2階の床は焦げ茶色の木張り。ベンチも並び、列車が発着する櫛形ホームを見下ろせる。1階の構内は展示スペースかイベント会場にも使える。駅舎は駅ビルに接続。駅前広場も広く、ライトアップされている。全体的にとても素晴らしい駅に見える。

 駅構内の讃岐うどんの店で夕食。その後、駅前広場を通り、琴電高松築港まで行く。JR駅が改築に伴い少し内陸に引っ込んだため、琴電との距離は広まった。その間にはホテルなどが建つ。琴電の駅外観は以前と変わっていないようだが、ICカードと自動改札が導入されている。ホームに停車中の電車は元京急700系か。

 駅に戻り、岡山までの乗車券を券売機で買い足してから、売店で讃岐ビールを購入。2105に9番線に入線していたサンライズ瀬戸に乗り込む。


◎高松 2124→翌644 横浜 サンライズ瀬戸 東京行寝台特急5032M 285系7→14両編成 10号車=モハネ285-3002

 高松は定刻に発車。程なく車掌が検札に来る。車内放送によると、シャワーカードの販売は児島で乗務員交替後。坂出で接続のいしづち32号遅れ待ちのため、坂出を5分延発。室内灯を消して、瀬戸大橋の夜景を楽しむ。岡山に到着して後ろにサンライズ出雲を連結するが、サンライズ出雲の遅れのため、岡山8分延発。岡山停車中に駅コンコースに行くが、土産物屋は全て閉店。最後の売店も閉まるところだった。

 岡山発車後にこの先の到着予定と、いつもの夜の注意を述べて本日の車内放送は終了。次の放送は横浜到着時とのこと。シャワーカードを購入するために車掌を探す。ようやく見付けて購入。タオルとハブラシのセットが200円であるとのことで、ついでに購入。

 三ノ宮手前でシャワー室へ行くが、使用中。三ノ宮発車時点で、列車の遅れは4分に短縮されていた。その後、更にシャワー室へ。ようやく空いていたので入った。シャワー中、駅に停車した感触。大阪だろう。発車は2434だったので、2分遅れに短縮されている。この分だと、明朝には定刻になっていることだろう。シャワー室脇のミニロビーで炭酸飲料を飲んでくつろぐ。途中で、通勤電車を追い越す。季節柄か、今日は各所で浴衣姿の人を見掛けたが、今ゆっくりと追い越した通勤電車も同様だった。

 2504に京都を通過。そろそろ寝ることにしよう。


平成17(2005年)年8月7日(日)

一旦寝た後は、熱海発車も気付かなかった。6時前に一旦目覚めてブラインドを開けると、根府川を通過したところで、海上に朝日が上っている。概ね定時に走っているようだ。小田原から貨物線を走っていたが、茅ヶ崎通過後に旅客線に入った。

624に車内放送。列車は定刻通り運転中で、あと20分で横浜に到着するとのこと。まだ眠いが、着替えを終えて、荷物をまとめる。横浜には定刻より1分早い643到着。隣のホームから出発風景を見送る。東海道下りホームには185系の普通列車が出ていった。


◎横浜 648→ 大船 大船行(根岸線)209系10両編成 9号車=サハ209-199

 乗車券が横浜市内着であり、本郷台まで使えるので、本郷台から鎌倉までを別途購入している。一方、横浜・大船間には分岐駅通過列車の特例はないため、経路が重複しないように根岸線を回ることにする。

 日曜の早朝でもあり、車内は空いている。9号車は座席の2割も埋まっていない。普段は混雑している通勤電車がゆったりと朝日の中を走るのも悪くない。


◎大船 722→734 逗子  久里浜行505S


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