上毛高原→国鉄線 640円区間 金額式乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

テーマ:

昭和57年11月15日の上越新幹線開業初日に、上毛高原駅で発行されました「上毛高原→国鉄線 640円区間」の金額式乗車券です。

 

 

 

東京印刷調製の券となります。

 

上毛高原駅は在来線の発着の無い新幹線単独の駅で、隣駅の高崎までの営業キロは46.6キロ、越後湯沢までの営業キロは47.6キロとなり、当時の運賃で640円が初乗り区間の運賃となりました。

 

高崎と越後湯沢までの運賃は同額で、この乗車券は双方の駅に対して発売が可能でしたが、上毛高原駅を管轄する高崎鉄道管理局を含む首都圏地区では、営業キロが50キロまでの普通乗車券の常備券は原則として金額式乗車券となっていたため、新幹線単独区間の駅であっても例外は無かった事になります。

 

 

 

 

 

券番は0002となります。

 

 

この券は「○2」窓口の発行ですから、開業当時の上毛高原駅には複数の窓口が設けられていたものと推察されますが、上毛高原駅の窓口は令和5年11月に廃止されてしまいました。