写真は鉄で出来ている。

撮らない豚はただの豚だ

第2875列車 「 キハ120-352の後藤入場配給を狙う 」

この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。

 

 

良い事もあれば悪い事もある、それが人生と

いうモンでございましょう。

 

ワタクシ、本日は早起き朝練の予定にしていた

筈が見事に10.0の寝坊を決めてしまいまして

撮ろうと思っていたネタを逃しました。

 

そこは自身の失態ゆえに諦めて気分を切り替え

お仕事に邁進していたのですが。

 

午後、狙っていたネタを撮りにお仕事を抜けて

ショバで待っておりますと、ネタ列車は手前の

線路を走る普電と並走して来て一コマさえ

撮れずに終わりました。

 

釜の汽笛だけが普電の向こうからポェ!ポェ!

と、ワタクシを小馬鹿にする様に鳴り響きます

昼下がり。

 

何ともやるせ無い気分に浸りながら、寝坊で

逃したネタの折り返しとなる貨物を待ちます。

 

運用表通りならステッカー付きのEF510-20が

初来阪でしたので、ついでにそれも撮影しよう

と延長待機する事に致します。

 

が。

 

運用が差し代わったのか、やって来たのは只の

赤ゴトーでございまして結局本日はネタが何も

無しな一日として終わりました。

 

後からSNSを確認したら、友人が朝練で既に

運用が差し代わっていた画像を投稿されていて

これまたワタクシ自身の確認不足に起因する

事態でございました。

 

と、まぁ踏んだり蹴ったりな一日だったので

せめて更新くらいはネタ列車を眺めながら

過ごしたい気分なのでございます。

 

 

さて、今回の更新は後藤入場に伴うキハ120の

配給列車を狙ったご報告でございます。

 

この日は福知山管内を配給が走る、という事で

撮影しに行けそうだった事もあり何とか時間を

捻出致しまして、舞鶴線へと赴きました。

 

 

2024-10-25 配9940列車

DE10 1541がキハ120-352を牽く配給列車を

捉える機会となりました。

 

舞鶴線の渕垣付近にあるショバにて、列車には

良き光線が当たる有り難いシチュエーション。

 

しかしながら、背景に目を向けますと奥の山は

影になっておりました。

 

危うく手前まで影に呑まれそうなヒヤヒヤ場面

でございます。

 

 

2024-10-25 配9940列車

初手、撮影スタートは望遠を飛ばしましての

お馴染み、挨拶ショットから始まります。

 

既に被写体前後にある木は葉が落ちてしまい

冬の足音を感じさせる様相でございますね。

 

撮影時はまだ10月なのに。

 

気温は未だ暖かく、実際には冬らしさなどは

微塵も感じないのですが、枯れ木を添えますと

絵としては冬っぽくなるなぁという実験的な

構図にしてみました。

 

 

2024-10-25 配9940列車

今回の決めコマ。

 

すぐ様レンズをズームアウトし、フレームを

再構築致しましたのがこのコマとなります。

 

左右の余白が滅茶あるやんけ!と思われるかも

知れませんが、構図右端の色味が明るい木の

存在が気になりまして、てっぺんまで構図に

入れようと考えた結果でございます。

 

フレームを列車に寄せるより右端の木を頭まで

入れた構図にした方が開放的な絵になる、と

思いまして。

 

因みに巻頭コマはここから連写したものを

据えております。

 

 

2024-10-25 配9940列車

今回の〆。

 

前景も背景もわちゃわちゃし過ぎて、賑やかな

絵になりました〆コマ。

 

農作業中のお爺さんも構図に入ってしまった

いわばオマケ的な撮影となりました。

 

こうして横気味に見ると、デイトよりキハの

車体の方が僅かに長い事が判ります。

 

DE10ってホンマ小さくて可愛いですよね。

 

いえ、DD13とかDD16なんかも勿論、魅力的な

釜なのですが、現役で本線を走るJRの釜という

意味ではデイトが最小と申せましょう。

 

 

2024-10-25 配9940列車

オマケ。

 

編成ブチ切れではございますが、真横からも

一コマ抜いて列車をお見送り致しました。

 

ここまで撮りますと影が間近に迫ってきている

のが、よく判りますよね。

 

まるでスポットライトを浴びるかの様に、列車

単体に陽が当たり背景は影。

 

間一髪で雲の襲撃を躱わしたのでございます。

 

 

この日は敦賀から豊岡までの運転となったこの

配給列車、翌26日に豊岡から米子まで走り

後藤総合車両所へ入場しております。

 

パイチが現役だった頃は敦賀から関西を経て

山陽から伯備線経由だった入出場ですが

今では敦賀から山陰回りとなり、撮影機会も

激減してしまいました。

 

ただ、DE10が先導する列車という魅力的な

被写体になりましたので、それはそれで

有り難い事だとも思います。

 

キハ120形は福知山管内に在籍してないからか

自走では無く今もDE牽引による配給列車として

仕立てられている点こそ、実は特筆すべき部分

なのかも知れません。

 

両運転台の車両なのに、ね。

 

 

それでは、

この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!