この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
良い事もあれば悪い事もある、それが人生と
いうモンでございましょう。
ワタクシ、本日は早起き朝練の予定にしていた
筈が見事に10.0の寝坊を決めてしまいまして
撮ろうと思っていたネタを逃しました。
そこは自身の失態ゆえに諦めて気分を切り替え
お仕事に邁進していたのですが。
午後、狙っていたネタを撮りにお仕事を抜けて
ショバで待っておりますと、ネタ列車は手前の
線路を走る普電と並走して来て一コマさえ
撮れずに終わりました。
釜の汽笛だけが普電の向こうからポェ!ポェ!
と、ワタクシを小馬鹿にする様に鳴り響きます
昼下がり。
何ともやるせ無い気分に浸りながら、寝坊で
逃したネタの折り返しとなる貨物を待ちます。
運用表通りならステッカー付きのEF510-20が
初来阪でしたので、ついでにそれも撮影しよう
と延長待機する事に致します。
が。
運用が差し代わったのか、やって来たのは只の
赤ゴトーでございまして結局本日はネタが何も
無しな一日として終わりました。
後からSNSを確認したら、友人が朝練で既に
運用が差し代わっていた画像を投稿されていて
これまたワタクシ自身の確認不足に起因する
事態でございました。
と、まぁ踏んだり蹴ったりな一日だったので
せめて更新くらいはネタ列車を眺めながら
過ごしたい気分なのでございます。
さて、今回の更新は後藤入場に伴うキハ120の
配給列車を狙ったご報告でございます。
この日は福知山管内を配給が走る、という事で
撮影しに行けそうだった事もあり何とか時間を
捻出致しまして、舞鶴線へと赴きました。
DE10 1541がキハ120-352を牽く配給列車を
捉える機会となりました。
舞鶴線の渕垣付近にあるショバにて、列車には
良き光線が当たる有り難いシチュエーション。
しかしながら、背景に目を向けますと奥の山は
影になっておりました。
危うく手前まで影に呑まれそうなヒヤヒヤ場面
でございます。
初手、撮影スタートは望遠を飛ばしましての
お馴染み、挨拶ショットから始まります。
既に被写体前後にある木は葉が落ちてしまい
冬の足音を感じさせる様相でございますね。
撮影時はまだ10月なのに。
気温は未だ暖かく、実際には冬らしさなどは
微塵も感じないのですが、枯れ木を添えますと
絵としては冬っぽくなるなぁという実験的な
構図にしてみました。
今回の決めコマ。
すぐ様レンズをズームアウトし、フレームを
再構築致しましたのがこのコマとなります。
左右の余白が滅茶あるやんけ!と思われるかも
知れませんが、構図右端の色味が明るい木の
存在が気になりまして、てっぺんまで構図に
入れようと考えた結果でございます。
フレームを列車に寄せるより右端の木を頭まで
入れた構図にした方が開放的な絵になる、と
思いまして。
因みに巻頭コマはここから連写したものを
据えております。
今回の〆。
前景も背景もわちゃわちゃし過ぎて、賑やかな
絵になりました〆コマ。
農作業中のお爺さんも構図に入ってしまった
いわばオマケ的な撮影となりました。
こうして横気味に見ると、デイトよりキハの
車体の方が僅かに長い事が判ります。
DE10ってホンマ小さくて可愛いですよね。
いえ、DD13とかDD16なんかも勿論、魅力的な
釜なのですが、現役で本線を走るJRの釜という
意味ではデイトが最小と申せましょう。
オマケ。
編成ブチ切れではございますが、真横からも
一コマ抜いて列車をお見送り致しました。
ここまで撮りますと影が間近に迫ってきている
のが、よく判りますよね。
まるでスポットライトを浴びるかの様に、列車
単体に陽が当たり背景は影。
間一髪で雲の襲撃を躱わしたのでございます。
この日は敦賀から豊岡までの運転となったこの
配給列車、翌26日に豊岡から米子まで走り
後藤総合車両所へ入場しております。
パイチが現役だった頃は敦賀から関西を経て
山陽から伯備線経由だった入出場ですが
今では敦賀から山陰回りとなり、撮影機会も
激減してしまいました。
ただ、DE10が先導する列車という魅力的な
被写体になりましたので、それはそれで
有り難い事だとも思います。
キハ120形は福知山管内に在籍してないからか
自走では無く今もDE牽引による配給列車として
仕立てられている点こそ、実は特筆すべき部分
なのかも知れません。
両運転台の車両なのに、ね。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!