関東鉄道 普通入場券 170円券 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

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昨日のエントリの末尾で申しましたが、関東鉄道の運賃改訂前日の9月30日に150円の普通入場券を求めて各駅を回った際に、駅員氏から「明日からは170円の新しい券になります!」との情報を得ましたので、じっとしては居られず翌日も2日連続で各駅を回って参りました。

 

駅員氏の情報通り、10月1日の改訂初日から170円の新料金券に切り替わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

140円券の料金変更印押しの券が継続発売されておりました、「戸頭駅」と戸頭駅発売の「新取手駅」と「ゆめみ野駅」、「新守谷駅」、水海道駅発売の「小絹駅」、「三妻駅」、「石下駅」の7駅とも170円となりましたので、これらの駅では150円券は発売されなかった事になります。

 

 

 

 

 

170円の新料金券には、「取手駅」と「下館駅」の普通入場券がありませんが、これにはワケがあります。

 

今回の運賃改訂から、「取手駅」と「下館駅」についてはJRの普通入場料金に合わせる事となったため、料金は150円のまま据え置かれる事となりました。

 

 

 

2駅とも前日まで発売されていた券が連番で継続発売されています。

 

「下館駅」は改札内がJRと共用のため普通入場料金を合わせるのは判るとしても、「取手駅」は改札も構内も分離しているためJRに合わせる必要は無いと思うのですが、2021年9月16日に終日無人化されてしまった竜ヶ崎線佐貫駅が、もし現在も有人駅であったら、どのような取り扱いとなったのでしょうか?

 

関東鉄道で普通入場券が料金改訂の初日から新料金券に一斉に切り替えられたのは、昭和40年6月に鹿島参宮鉄道と常総筑波鉄道が合併して関東鉄道が発足してから、恐らく初めてでは無いかと思いますが、拙ブログの2024年6月13日のエントリ「流鉄 運賃改訂~1」のように、以前は変更印対応であった会社も新券への一斉切り替えを行った例もありますから、出札の自動化が進んで硬券や常備軟券が激減し、改訂に慣れていない若い係員も増えましたから、旧運賃、旧料金で誤発売する事の無いように新券に一斉に切り替えるようになったのかも知れません。