24/11/10,筆者は広島県安芸太田町の加計駅跡周辺などで開催された「加計五サー市」に足を運んでいました.
加計駅跡周辺は交流広場となっており,かつてのプラットフォームの一部が残っています.このイベントではそのままステージになっていました.また,特産品の鮎焼きなどの販売がなされていました.
少し西に進むとレールが残っていますが,そこには「キハ28保存会」が管理している「キハ28 2394」があります.これは2003年に廃止された可部線 可部〜三段峡で使用されていた車両です.塗装は黄色と白のツートン「広島色」となっています.
キハ58・28系は保存車であっても老朽化が進んでいますが,このキハ28 2394はなんと,エンジンが稼働可能な状態で残されていることが特筆されます.関係者のご尽力に感謝します.まずは,その音をお楽しみいただければと思います.
ちょうどNゲージ鉄道模型が持ち込まれていました.こちらの模型も,「キハ28 2394」を付けられています.キハ58には「キハ58 554」が付けられています.
室内もかなり綺麗に保たれています.
この一般公開,室内は自由に見学できますが,まとまった額のカンパをすると運転台(今回は見学していません)や車両床下に近づくことができます.しっかりとシャフトも回転しております.
路線廃止から20年以上が経過し,老朽化が見えてきました.少しでも長く維持され,この地域に鉄道があったことを示すシンボルであって欲しいです.
関係者の皆様,誠にありがとうございました.
なお,可部線の廃線跡には他にも注目すべき要素があります.今後の記事で紹介します.