今回は泉北高速鉄道3000系(改造車)です。

 

 

パッケージ

南海電鉄・泉北高速鉄道共同企画品として発売された3000系。ベースとなる3000系、中間車から改造されたこの50番台、南海電鉄へ譲渡された3000系が同時に発売されました。限定品ではありますが、ヨドバシカメラやジョーシンなどでも購入できる商品でした。

 

商品情報

・2016年10月発売

・1箱3565円

・モハ3551-モハ3552の2両セット

・動力化用台車枠、ステッカー、ユーザー取り付けパーツが付属
メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-08R 20m級動力ユニットA

・走行パーツ  TT-04R     

・パンタグラフ TOMIX 0258 PT4811N

実車情報

1975年に登場した20m級4ドア車両で、同線を走る100系を置き換えるために6両編成と4両編成が導入されました。設計はオールステンレスカーの南海6200系をベースにしていますが、こちらはセミステンレス構造と変更されました。

運用効率化を図るために6両編成の中間車を2両抜き取り4両化し、抜き取った2両に運転台を設置して50番台としたのがこの車両になります。

4+2の6両や4+2+2の8両、4+2+4の10両編成で運用されることもあるようです。

 

レビュー

〇難波寄り先頭車 モハ3551

モハ3551

難波寄りの先頭車モハ3551です。モハ3551形として区分され、全部で3両が改造されました。パンタ付きの制御電動車です。

 

 

正面

行先方向幕はステッカー貼り付けとなります。

東急8000系のような丸形ヘッドライトと角型のテールライトが0番台には設置されていますが、50番台は横並びに四角い枠のライトユニットに収められています。貫通扉から方向幕、屋根にかけて縦に青いラッピングが施されています。

幌パーツは取り付け済み。

コルゲートが入ることもないのでつるんとしたシンプルな顔になっています。

 

 

側面

窓上と窓下に青いラインが入り、SEMBOKUロゴ、車紋が印刷済みとなります。方向幕は白塗りになります。

床下機器は主抵抗器や主制御機類が取り付けられています。

パンタグラフはベース車と同じく下枠交差式が2基取り付けられ、分散式クーラーが4基搭載されています。


妻面

向かって右下に設置されたものとステップ以外特に何もなく、つるんとしたシンプルな妻面です。

 

 

屋根

アンテナは車体中央部に取り付け、ヒューズ箱、クーラーは別パーツとなっています。パンタ脇にのみランボードがあり、パンタ同士の引き通し配管がモールド表現されています。

 

パンタ部

避雷器は連結面側のみ取り付け。パンタ配管は妻面を通らないで車体の中に引き込まれて行っています。

 

○和泉中央寄り先頭車 モハ3552

モハ3552

和泉中央寄り先頭車モハ3552です。モハ3552形に区分される車両で3両が改造されました。パンタなしの制御電動車になります。

 

 

正面

モハ3551とほぼ同じですが、こちらには幌パーツはなし。

 

 

側面

床下にはCP、タンク類のパーツが取り付けられています。

 

表記類

泉北の車紋が結構かっこいいんですよね。SEMBOKUと大きく書かれたロゴもよし。

東急8000系のようなコルゲートボディの電車が好きでして、東急のような無塗装または窓下に赤帯1本ではなく窓上と窓下(といってもほぼ横)に入る2本の青いラインがまた新鮮でカッコいいですね。

 

 

妻面

モハ3551と同じとなっています。

 

 

屋根

車体中央部にSRアンテナを取り付けます。

 

 

1編成導入

大阪旅行の帰りに寄ったジョーシンで見つけて購入。東急車両製の車両で8000系のようなコルゲートボディの電車が好きなので手に取っていました。

発売当時もヨドバシで売ってて買おうか迷っていたところでしたが、こちらであまり見かけなくなったためチャンスがなくなったかと思いましたが、無事買えてよかったです。

一部は南海電鉄にも譲渡されているので向こうに行く機会があったらどちらも乗っておきたい車両ですね。