近鉄〜阪神間の直通列車で主に活躍する1026系の6両固定車は現在全編成が何らかのラッピングを施しており、注目度の高い車両になっていると感じられますが同系のラッピング車はつい最近まで「ならしかトレイン」の2編成(VH27・VH29)だけであったため一気に増えた感じがしており、狙う楽しみも増えたので趣味的にも面白くなったと感じています。「ならしか」以外の2編成はVH26が台湾ラッピング、VH28が黄色ベースの万博ラッピングで「Dialogue Train」の愛称を持ちますがVH26の方は元の塗装を生かした部分ラッピングであるため他の3編成に比べると控え目な感じがします。


(2024.10.27 石切〜額田間にて撮影)

 S字カーブの急勾配を下る1026系VH26の尼崎行き普通電車です。ラッピングが見えにくく、標準塗装の編成を撮影しているのと大して変わらない感じになってしまったのが残念ですが前面にステッカーがあるので辛うじて区別が出来、阪神直通15周年の副標もあるのでダブル掲出になっているのが特徴です。


(2024.10.27 額田〜石切間にて撮影)

 続いては大和西大寺へ向かうVH26の区間準急です。後追いでの撮影ですがモ1026の前面にある幌が赤幌なのが近鉄電車らしくて良く、元の塗装を生かした部分ラッピング車にはこの幌が良く似合います。またこの付近はガードレールが低く、部分ラッピング車の撮影には持ってこいだと思っているほか急勾配区間の途中でもあるため平坦区間とは違った撮影が出来るのも魅力です。