この日の324列車は、オハフ51とスユニ50が1両、昨年連結のマニ36は既に無し。
オハユニ51等は製造されなかったため、郵便荷物輸送想定では最小限の2両編成。
自分が見た最後の324列車になってしまった。
自分より一回り年配の方々の撮影画像を時々見ていると、C55(一部C57?)牽引の
当時の321/324列車(相当)の撮影がある。素晴らしい撮影ばかりで、見入ってしまう。
その見事な走行撮影では、4両から6両の客車(半数が郵便荷物車)が見られた。
スハフ32等の客車が多く見られて壮観であるが、客車のコメントが極端に少ない状態。
当時のSL撮影では、「旧型客車」という言葉は特に用いられてはいなかったと聞いた。
そのSLがDD51に置換わっても、後ろの客車の置換はそこまでは急激ではなかった。
そのため自分は、戦前のスハフ32も含め現役の「旧型客車」を見て撮ることが出来た。
今回のこの321/324列車では、スハフ32を含む旧型客車から、その後のオハフ51まで、
郵便荷物輸送を含めた長距離普通列車の変化について、その末期を見ることとなった。
本日のこの撮影画像は、前回の321列車と同様に、かつての先輩方が撮影した324列車の
その末期の姿。自分も憧れていた321/324列車の最後、ということになる。それは正に
国鉄からJRへの移行時の、輸送使命の変化と感じてしまう状況でもあった。
参考:JTB時刻表 1985/03
以下追記になります(2025/04/14)
線路が少し左に曲がっている可能性? それとも下り勾配?