一睡の夢:国鉄末期の12年

40年ほど前の国鉄時代の記録

道北の普通列車 15-14(324列車:稚内発旭川行)

1985/03/25 宗谷線 蘭留/塩狩、324列車 旭川

 この日の324列車は、オハフ51とスユニ50が1両、昨年連結のマニ36は既に無し。

オハユニ51等は製造されなかったため、郵便荷物輸送想定では最小限の2両編成。

自分が見た最後の324列車になってしまった。

 

 自分より一回り年配の方々の撮影画像を時々見ていると、C55(一部C57?)牽引の

当時の321/324列車(相当)の撮影がある。素晴らしい撮影ばかりで、見入ってしまう。

その見事な走行撮影では、4両から6両の客車(半数が郵便荷物車)が見られた。

スハフ32等の客車が多く見られて壮観であるが、客車のコメントが極端に少ない状態。

当時のSL撮影では、「旧型客車」という言葉は特に用いられてはいなかったと聞いた。

 

 そのSLがDD51に置換わっても、後ろの客車の置換はそこまでは急激ではなかった。

そのため自分は、戦前のスハフ32も含め現役の「旧型客車」を見て撮ることが出来た。

今回のこの321/324列車では、スハフ32を含む旧型客車から、その後のオハフ51まで、

郵便荷物輸送を含めた長距離普通列車の変化について、その末期を見ることとなった。

本日のこの撮影画像は、前回の321列車と同様に、かつての先輩方が撮影した324列車の

その末期の姿。自分も憧れていた321/324列車の最後、ということになる。それは正に

国鉄からJRへの移行時の、輸送使命の変化と感じてしまう状況でもあった。

 

 

  参考:JTB時刻表 1985/03

 

 

 

以下追記になります(2025/04/14)

追記① 上り急行宗谷通過、蘭留駅北側遠景、国道40号の橋に注意

追記② 蘭留駅北側1.0㎞の国道40号の橋の上近傍から、塩狩側遠景
線路が少し左に曲がっている可能性? それとも下り勾配?