追分駅で苫小牧駅行列車と交換
一夜明けた苫小牧駅。朝6時。思ったより薄汚れた感じです。駅のコンビニは朝7時からなので、朝食は前日に調達しておきました。
これからの出発に備え、構内では721系が出発前点検中。係員さんが丁寧にチェックされておりました。
新鋭737系とキハ150の並び。これから乗車するのは右側のキハ150系。奥に王子製紙の煙突がそびえてます。
行先は岩見沢駅。室蘭本線の非電化区間を行きます。この区間、2023年1月にも乗車していますが、前回は夜間だったため再度乗車することにしました。前回の様子はこちら。
室蘭本線もH100系に切り替わったと思っていたので、キハ150系がまだ残っていたとは嬉しい驚きです。
車内はJR東日本のキハ110系列によく似ています。
苫小牧駅を出発し、苫小牧貨物駅を通過、沼ノ端駅手前で昨日乗車した日高本線が右にそれていきます。
室蘭本線と千歳線の分岐駅、沼ノ端駅。思ったより駅前には住宅が多く立ち並んでいました。
沼ノ端駅を出発するとしばらくして右の非電化線に入っていきます。
しばらくは千歳線と並列になりますが、室蘭本線は複線でまっすぐ、千歳線は単線で左にそれていくため、こちらが本線感があります。実際歴史的にはそうだったわけですが。
千歳線がそれていきました。室蘭本線はひたすら複線でまっすぐです。もともと室蘭駅ー苫小牧駅ー岩見沢駅間は北海道炭礦鉄道が内陸で産出された石炭を船積みのため室蘭まで輸送するため1892年に建設され、その後国有化、東室蘭駅―長万部駅間が1923年に加わったという経緯があります。石炭輸送が活発で多数の列車が設定され、且つ長大な重量のある編成を蒸気機関車でけん引していたことから、元北海道炭礦鉄道の区間は一部を除き複線が敷かれ、且つ極力まっすぐに建設されています。
まっすぐな非電化複線が伸びる中、左から石勝線がオーバークロスしてきました。
左2線が室蘭本線、右1線が石勝線。列車本数は圧倒的に石勝線が多く設定されています。
追分駅が見えてきました。すれ違うキハ150と石勝線に入っていく貨物列車が駅構内に停車しています。
追分駅到着しました。向かい側のキハ150は苫小牧駅行です。ここから苫小牧駅までは複線のため、こちらが追分駅到着しなくても発車できると思うのですが、こちらが到着した後、発車していきました。なぜ?
ちなみにこの苫小牧駅行が岩見沢駅到着までで唯一の対向列車です。複線がほぼ無用のインフラ化しています。
つづく