西園寺さんをどこかに強制連行して放置したら、大阪駅へ帰ってこれるのかー?待望の新作が、26日に公開されました。今回は、過去回とは違ったルールもあり、西園寺さんは戸惑うことに…果たしてゴールできるのか??
例によって、今回も検証してみたいと思います。いつものことですが、ネタバレ100%なので、必ず本編をご覧になってから、この記事をお読みくださいね。
それでは、実際ルートの確認です。
定光寺駅12:27→(瀬戸市コミュニティバス下半田川線 100円)→中水野駅12:40…(徒歩1.1km)…イオン瀬戸みずの店13:44→(瀬戸市コミュニティバスこうはん線 100円)→新瀬戸駅14:17…(徒歩4.5km)…尾張旭駅16:28→(名鉄バス33系統 570円)→名鉄バスセンター17:48…(徒歩0.6km)…名古屋駅新幹線口18:30→(名神ハイウェイバス 1,600円)→大阪駅JR高速バスターミナル21:25
尾張旭駅に15:40頃に到着していたことが動画から分かるので、それをもとに乗り継ぎを推定しました。結果的に瀬戸市内で苦戦したものの、終わってみれば1,630円を残し、金銭的には余裕のゴールとなりました。成功ではありましたが、気になる点もいくつかあったので、検証してみましょう。
〇名神ハイウェイバスの運賃について
今回、名神ハイウェイバスの名古屋~大阪間の運賃は、1,600円となっていました。通常運賃は3,100円ですので、半額近い価格だったわけです。
名神ハイウェイバスの運賃は価格変動制で、1,600円~3,100円となっています。恐らく、西園寺さんが乗車したバスが発車直前であったこと、また空席が残り1席だったため、特割運賃を適用して売り切ろうとしていたものと思われます。ということで、検証では名神ハイウェイバスは通常運賃という想定で進めます。
〇イオンまでバスを乗り通したほうがよかった?
西園寺さんは定光寺駅から、コミュニティバスで中水野駅を目指しました。駅であればいろいろなバスが乗り入れているかも?ということで、中水野駅で下車したものの、瀬戸市中心部や名古屋方面へ向かうバスがなく、イオンまで歩くこととなりました。
実は、中水野駅よりイオン瀬戸みずの店のほうが、乗り入れている路線バスが多いので、瀬戸市中心部へアクセスしやすかったのです。
ただ、だからといってイオンまでバスに乗ればよかったというのは結果論です。「イオン・病院・駅にバスは集まる」と西園寺さんは仰っていますが、その1つの駅に行って情報収集ができたので、これはこれで意味がありました。
〇新瀬戸からのルート
瀬戸市コミュニティバスを乗り継ぎ、新瀬戸駅に到達した西園寺さんでしたが、名古屋に近づけるバスがなく、歩くことになりました。
この徒歩をわずかにする方法も、あることにはありました。以下のとおりとなります。
定光寺駅12:27→(瀬戸市コミュニティバス下半田川線 100円)→イオン瀬戸みずの店12:45、13:44→(瀬戸市コミュニティバスこうはん線 100円)→陶生病院14:17…(徒歩0.9km)…瀬戸商工会議所前16:51→(名鉄バス36系統 690円)→名鉄バスセンター18:21…(徒歩0.6km)…名古屋駅新幹線口20:10→(名神ハイウェイバス 3,100円)→大阪駅JR高速バスターミナル23:05
実は名古屋と瀬戸を結ぶバス路線があるのですが、朝夕しか走っていないため、瀬戸市内でさらに停滞することになりました。結果、時間的にも予算的にもぎりぎりのゴールとなりました。
このバスは新瀬戸駅を経由しません。尾張瀬戸駅や瀬戸市の中心部にいれば、2時間待ってでもバスに乗ったほうがよかったと思いますが、新瀬戸駅にいて何の情報もない中であれば、とりあえず名古屋に向かって歩いて進むという判断は正しかったといえます。
〇お助け封筒について
今回、ゲーム開始前に「お助け封筒」も手渡されていました。その中にあった手紙には、「ゆとりーとラインは、途中で鉄道に変わるよ 気をつけてね」と書かれていました。
ゆとりーとラインは、高蔵寺と大曽根(名古屋市)を結ぶ交通機関です。高蔵寺から途中の小幡緑地というところまでは一般路線バスとして走るのですが、小幡緑地~大曽根間は、専用の軌道を走行するため、この区間は鉄道路線とされています。
このように、見た目はバスなので、何気なく乗っていると知らぬ間に鉄道区間に入ってしまいます。あのお助け封筒は、暗に「ゆとりーとライン」というヒントを与えると同時に、知らない間にルール違反をしてしまうのを防ぐ狙いがあったとみられます。
〇ゆとりーとラインを活用していたら
それでは、このゆとりーとラインを活用する形をとっていたら、どうなっていたでしょうか。以下の通りとなります。
定光寺駅12:27→(瀬戸市コミュニティバス下半田川線 100円)→鹿乗町12:35…(徒歩1.5km)…高蔵寺駅12:57→(ゆとりーとライン 210円)→小幡緑地13:27、13:42→(名古屋市営バス守山巡回 210円)→上飯田14:27、14:40→(名古屋市営バス 幹名駅1系統 210円)→名古屋駅市営バスターミナル15:19…(徒歩0.6km)…名古屋駅新幹線口18:30→(名神ハイウェイバス 3,100円)→大阪駅JR高速バスターミナル21:25
ポイントは、最初に乗った瀬戸市コミュニティバスで中水野駅まで行かずに、途中の鹿乗町というところで降りるということです。もしゆとりーとラインに乗るべく、高蔵寺を目標地点にしていれば、もしかしたらこの乗り継ぎができたかもしれません。
しかし、とりあえずバスに乗り、数分間で高蔵寺へ行くルートを見つけ出すのはほぼ不可能と言ってよいでしょう。
西園寺さんは中水野駅でお助け封筒を開け、ゆとりーとラインの可能性について思い至ります。しかし、西園寺さんはゆとりーとラインを使う選択肢を捨て、瀬戸市の中心部へ進みました。もしここで、ゆとりーとラインを使うべく高蔵寺に転じていたら、どうなっていたでしょうか。
定光寺駅12:27→(瀬戸市コミュニティバス下半田川線 100円)→中水野駅12:40、14:07→(瀬戸市コミュニティバス下半田川線 100円)→鹿乗町14:13…(徒歩1.5km)…高蔵寺駅14:57→(ゆとりーとライン 210円)→小幡緑地15:27、15:42→(名古屋市営バス守山巡回 210円)→上飯田16:27、16:40→(名古屋市営バス 幹名駅1系統 210円)→名古屋駅市営バスターミナル17:21…(徒歩0.6km)…名古屋駅新幹線口18:30→(名神ハイウェイバス 3,100円)→大阪駅JR高速バスターミナル21:25
最初に乗ったバスで鹿乗町へ引き返し、高蔵寺へ向かうルートがスムーズです。資金もぎりぎり足ります。
しかし、中水野駅からみて名古屋は南西方向なのに対し、高蔵寺は北西方向で逆向きなので、この選択肢は取りづらいでしょう。名古屋方面に近づくように進んだ西園寺さんの判断は間違っていたとはいえません。
〇まとめ
いかがでしたでしょうか。歩く距離を短くするという点では、高蔵寺ルートのほうが優れていますが、資金面で余裕があるのは瀬戸ルートの方でした。歩いた距離もトータル6km程度なので、健脚の西園寺さんにとってはわけもなかったでしょう。そうした意味では、瀬戸ルートもじゅうぶん正解だったといえます。
ZAKIさんにとっての想定外は、名神ハイウェイバスの得割運賃でしょう。通常運賃であれば資金が足りるかどうかヒヤヒヤするところでしたが、1,600円という破格の値段であったことで、西園寺さんはおいしい夕食を食べてのゴールというまさかの結果となりました。ZAKIさんにとっては、ある意味悔しいと感じたかもしれません。
次は西園寺さんがどこに放置されるのか、楽しみです。