昨日、2024~2025冬の『青春18きっぷ』(以下「18きっぷ」)の概要がJR旅客鉄道グループ各社から発表されましたが、従来から利用してきた18キッパー諸氏のほとんどはその改悪ぶりにガッカリさせられた事でしょう。

 

詳細はJR各社プレスリリース等でご存知かと思うので省きますが、価格は1枚あたり¥12050と変わらないもののやはり連続5日間という縛りは、バラバラの日程(または人数)で冬の旅行を計画していた人達にとってはショックな事であり、特に勤め人の場合は年末年始休暇位しか使い道がなさそうですね。

 

それを補うためか、連続3日間用も新たに発売されるとの事ですが、コチラは1枚あたり1万円ポッキリ。同じ連続3日間用である『秋の乗り放題パス』(¥7850)よりも割高な価格設定になってしまっております。

(写真は2024年秋の乗り放題パス)

 

 

 

連続日使用となった事で、自動改札機が利用できるというのは大きなトピックでもありますが、改札係にいちいち切符を見せる手間が省けるというだけで、18キッパーにしてみればあまりメリットはないのかと?

自動改札利用可にするなら、かつてのように5枚バラ券を復活させれば良いと思った方も多くいらっしゃるかと思いますが、私もその1人です。

今回の改悪は、使い残った18きっぷの転売対策やらが絡んでいるようですが、同じ転売対策するなら、入手困難の指定券や寝台券のほうにこそもっと目を向けて頂きたいですね!

(※勿論本券は自力で駅から買った寝台券です!)

 

 

 

もっとも、夜行快速列車が廃止され、長距離普通列車の運転区間もどんどん短縮となり、はたまた車両はロングシートばかりでは、18きっぷで旅行を楽しむという意義が薄れているのも事実。

私が住む北海道も、キハ40系がどんどん淘汰されて乗り鉄には不評のH100形(座席数が少ない!)がローカル線に浸透してきているため、普通列車の魅力もなくなってきました。

 

 

 

国鉄時代から発売されてきたフルムーンパスも今はなくなり、次は18きっぷか!?とかねてから廃止も噂されているだけに、今回の「改悪」はわざと不便にして発売枚数を減らし、そして「役目を終えた」という事でフェードアウト…そんなシナリオが見えてきます。

(写真はJRになってから初めて発売された夏の18きっぷ。国鉄地紋)

 

 

私も18キッパーの1人でありましたが、次回の18きっぷ以降はもう買う事はないでしょう…。残念ではありますが、これも時代の流れなのでしょうか。ホント、つまらなくなりましたね。