膳所からJR琵琶湖線に乗り換えて、
乗ったのは網干行きだったのでそのまま乗り換えることなく大阪まで戻れるところを京都駅で下車、
この日、島本でかつてこれまでにない回数を見た683系サンダーバード、
元阪和線にいたJR奈良線の青帯の205系1000番台、
京都ホーム頭端方がクハ204-1004のNE408編成。
乗る予定の無い時によく目にするのは205系(絶滅危惧種)で、乗る時来るのは毎回221系(多数派)なJR奈良線、
逆に乗る時に毎回タイミングよく来るのが201系(絶滅間近)で、外から写真を撮る時は221系(多数派)ばかりの大和路線、どっちがいいんでしょうね。
このままJR奈良線に乗るわけでもなくそのまま連絡通路に上がって、
窓から見える新幹線のホーム、
そのままJRの改札を出て、
近鉄の京都駅まで来ました。
1233系急行橿原神宮前行き、
22600系汎用特急Ace奈良行き、
これらには乗らずに急ぎ駅のホームの先まで、
初めての場所だったので試し撮りと思ったものの別のホームから出る後追いは遮蔽物だらけで練習にもなりませんでした、
やたら寄り道を繰り返したため時間的にもギリギリで本命前に通る便がこの1本のみだったのであとは次に到着する列車を待つのみ、
その直後に来ました、
ぶっつけ本番でしたが正面からだと障害物無しでなんとか画面に収めることが出来ました。
14時25分京都着の「あをによし」第5便、
午前の島本での撮影切り上げから桂川、大津、膳所での巻きの時間など全てこの列車の到着時間から逆算しての行動でした。
スズメバチ色の汎用特急Aceと2ショット、
先頭には花喰鳥のエンブレム、
花喰鳥と言っても花を食い荒らす害鳥などでは決してなくその逆の意、吉兆とされる鳳凰や孔雀などに代表される瑞鳥が花枝を咥えた姿を図案化したもので、2020年東京五輪のメダルのデザインも手がけたデザイナー川西純市氏の手によるもの。
車体側面の随所にあしらわれた天平模様は正倉院の宝物殿に所蔵されている「螺鈿紫檀五絃琵琶」をイメージしたもの、
こちらが奈良側の先頭にあたる1号車の車内を外から、
横2列1+1レイアウトのツインシート、4両編成中3両を占めるメインの座席種別です。
その1号車の乗降扉、最近では珍しくなった折り戸式、
下枠交差型パンタグラフとともに魔改造の種車である12200系スナックカーの名残りでもあります。
2号車はサロンシート、3~4名のグループ客用でパーテーションで区切られた半個室が3室で1両の定員が僅か12名という贅沢なレイアウト、
上の写真とともに車内清掃の様子も写っています、綺麗な車内はこうやって保たれていると思うといつも頭が下がる思いです。
窓からサロン席の4人分のソファーが見えます。
見てのとおり窓も一目でわかるほど大きく取られていて、近鉄全車両中最大サイズなのだそう。
この窓の無い部分、この壁の裏側がちょうど軽食やグッズの車内販売カウンターのある位置、
ここにも吉兆の花喰鳥、
ここから後ろの3号車と4号車は1号車と同じツインシートの車両、
この電車の定期運行は京都線と奈良線内だけで、京都を発着するしまかぜ、伊勢志摩ライナー、ビスタEX、その他汎用特急を含めても唯一“大和川を渡らない”型式だったため、昨年末に鶴橋駅で見て以来の再会となりました。
あの時は途中停車駅だったので到着してもすぐに慌ただしく出発していったので今回は近くでゆっくりと見ることができました。