消えゆく車両の記録は、一都三県あちこちで並行して進んでいる。
油断するとどんどんデータが溜まっていく一方だから、頑張って書かないといけない。笑
E217系記録は、9月12日の続き。
前回↓
傾向的には、横須賀線内でも神奈川県内での記録がとても多い。
これまでの経緯からどうしても横浜方面に足を運ぶことが多いのが一番の要因。
鉄道ネタの傾向もあるが、音楽面での繋がりの濃さは神奈川県、湘南界隈が圧倒的だからである。
逗子での折り返しの際に、ボックスシート車の車内を撮る。
4扉車でボックスシートを備えた車両の系譜は、このE217系から始まっている。
移動中は眠ることが多くなっていた横須賀線内だが、撮ってなかった画角もさらに探す。
そうすると、意外に撮っていない部分がポロポロと見えてくる。
特に逗子以南が手薄なのも見えてくるが、それはこれから先に更に生きてくることになる。
今までやってこなかったことを、取り戻すために必死になった9月であった。
ただそれは、暑さによる疲労とも闘いながらの難行苦行でもあった。
この日は別の動きを察知したこともあり、戸塚で一度打ち切り。
日に日に気難しくなる撮影機器と、気持ちについていけない身体。
時には歩みを強制的に止めながら、次善策を練っていく。
そして、察知した記録もしっかりと。
そしてさらに、出庫してくる編成も狙いを定める。
最近は朝夕のみの運用も多く、まだ日が長かった9月の夕方は出庫も狙いやすかった。
この日は大船16:28発の千葉行きにE217系が入ってきたが、数分遅れであった。
ゆっくり撮影する暇はなく、出迎えるだけで速やかに座席を確保するとすぐに発車。
夕日差し込むボックスシート。
たくさんの人達の移動のお供を支えてきた。
お世辞にもそこまで広くはなかったし、着席マナーの変化も座りづらさが増す要因に。
それは並行して走る東海道線(湘南新宿ライン・上野東京ライン)でも同じことが言えるが…
113・115系がバリバリ現役だった四半世紀前とは、大きく輸送環境が変わってしまった。
黙々と一都二県を走り続けて30年。
その役目を終えるまで、あと少し。
まだまだその走りを見つめ続ける、貴重な機会を抜かりなく。
9月12日は、夏の終わりのラストチャンス。
気がつけば、夕方のラッシュの時間に掛かってきた。
品川で総武快速線方面に折り返す列車もある、ならば??
もう少し粘るモードが発動し、可能な限り手を尽くしていく。