10月20日開催された「東急電車まつり」に伴い運行された臨時列車などを、こどもの国線沿線を歩きながら撮影しています。
走行中の車両を撮影した動画から切り出した画像が中心のため、ブレのある写真があることをご了承ください。
また、「東急電車まつり」には参加していないので、会場内で撮影した動画、画像はありません。
今回の記事に掲載した列車は、次の動画でご覧いただけます。
東急こどもの国線は1967年に開業した路線で、東急田園都市線の長津田駅から分岐し、牧場やバーベキュー場などがある「こどもの国」へのアクセス路線です。
途中の恩田駅付近に東急長津田工場があり、撮影当日は「東急電車まつり」として一般開放(事前申込みが必要)されていました。
こどもの国線は長津田駅から急カーブで分岐しており、列車はレールが軋む音を響かせながら駅に進入してきます。
下の画像は、長津田駅の田園都市線渋谷方面ホーム(中央林間側)から撮影しています。
こどもの国線は「東急電車まつり」開催に伴い臨時列車が増発されており、増発分には東急池上線などで運用されている7000系の3両編成が使用されていました。
行き先は「臨時」と「EXTRA」を交互に表示しており、前面非常口ガラスに「3両編成 長津田 こどもの国」という掲示が貼られていました。
7000系車内の液晶モニターは何も表示されていませんでした。
東急7000系の動画は、下のリンクからご覧いただけます。
当日は通常ダイヤの列車と臨時列車が交互に運行されており、7000系がこどもの国駅に出発した後、Y000系が入線してきました。
Y000系は東急3000系をベースに開発された20m級3ドアの車両です。
Y000系の第1編成は「うしでんしゃ」、第2編成は「ひつじでんしゃ」のラッピングが施されています。
通常は2両編成で運行されていますが、当日は「うしでんしゃ」と「ひつじでんしゃ」が連結された4両編成で運行されていました。
長津田駅改札内には、「うしでんしゃ」「ひつじでんしゃ」のフォトスポットもあります。
ラッピングのないY000系第3編成は、長津田駅付近の側線でお休み中でした。
長津田駅から7000系の臨時列車に乗り、終点のこどもの国駅まで来ました。
こどもの国駅は「こどもの国」最寄り駅のため規模の大きい駅を想像していましたが、住宅地にある駅と変わらない閑静な駅でした。
駅前にはコンビニ1軒と駐車場があるほかは住宅地になっていて、「こどもの国」入口は少し離れています。
この駅から長津田駅まで沿線を歩いて撮影しながら戻ります。
こどもの国駅から恩田駅方向に少し歩くと奈良山公園があり、公園に入る階段の上からこどもの国線の列車を撮影しています。
普段見かけない7000系が走っているのは珍しいため、スマホで撮影している沿線住民の方を多く見かけました。
こどもの国線は開業から2000年まで「社会福祉法人こどもの国協会」が所有しており、「こどもの国」休園日には本数が減るなど、日常利用には使いづらい路線でした。
沿線の住宅地化が進み通勤需要が高まったことから、路線の改良工事が行われ、2000年からは他の東急路線と同様の通勤路線に生まれ変わっています。
下の画像も奈良山公園の反対側の出入り口から撮影しています。
なお、通勤路線として営業を行うことは公益団体としての目的に適さないため、みなとみらい線を運営する横浜高速鉄道が施設、車両を保有し、東急電鉄が運行を担当する体制に変わっています。
下の画像は、「奈良橋」バス停から撮影しています。
こどもの国駅から恩田駅の区間は恩田川が並行している部分があり、走行する列車をスッキリ撮影することができます。
撮影日は前日に比べ気温が大きく下がり、ススキの穂も揺れる秋らしい気候になりました。
並行する「こどもの国通り」からカーブを走行する列車を撮影しています。
こどもの国駅から発車した長津田駅行きの列車が恩田駅に到着する直前の踏切付近です。
恩田駅は2000年の通勤路線化と同時に設置された駅で、列車の行き違い可能な設備があり、当日も通常ダイヤの列車と臨時列車が交換を行っていました。
恩田駅に隣接する東急長津田工場では「東急電車まつり」が開催されており、東急テクノシステムが保存する8500系8506Fが展示されていました。
8506号車の表示幕は「東急テクノシステム」を表示していました。
8500系の奥には、東急電鉄の事業用車「TOQ i」も展示されていました。
8606号車の表示幕は「急行 長津田」を表示しています。
他にも事業用車両が展示されていたほか、クレーンの実演作業なども行われていました。
イベント会場から離れた側線には、目黒線で運用されている5080系の中間車が留置されていました。
恩田駅から向上の脇をしばらく歩き、県道140号と交差する踏切付近から築堤上を走る列車を撮影しています。
第2編成「ひつじでんしゃ」のこどもの国側車両はベージュがベースカラーで、温かみを感じるデザインになっています。
第1編成「うしでんしゃ」はこどもの国牧場で飼育されている乳牛のホルスタインをイメージしており、クッキリしたラッピングが特徴です。
こどもの国線沿線は住宅地化が進んでいますが、まだ畑や田んぼもかなり残っています。
実が色づいてきた柿の木と7000系を組み合わせて、秋らしい映像にしてみました。
長津田駅が近づくと再び住宅地の中を走り、急カーブの線路をゆっくり走行します。
日中の通常ダイヤでは20分おきの運行のため、効果的に列車を撮影することができました。
今回の撮影では混雑した場所を避け、私有地外の公共の場所から撮影しています。
臨時列車の運行ということでマナーの悪いファンを見かけたことはとても残念ですが、これからも鉄道会社や乗客の方はもちろん、近隣住民の方にも迷惑にならないよう注意していきたいと思います。
YouTubeチャンネルでは、こどもの国線の様々な構図で7000系、Y000系「うしでんしゃ」「ひつじでんしゃ」を撮影しています。
記事冒頭のリンクからぜひご覧ください。
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