観光列車「いろどりSATONO」に乗ってきました。
今年2024年の10月11月は、仙台~山形間を土曜休日に1往復します。
「車両編」に続き、今回は車内販売とおもてなしに関して。
【1】車内販売の形式
車内販売は、グリーン車に乗り込んだワゴンで行われます。
緑色のキレイなワゴンです。
車掌による放送では、普通車の乗客はグリーン車への立ち入りはご遠慮いただいていますが、車内販売の利用はできると案内。
ワゴンが車両を巡回することもありますが、多くの時間帯は乗客がワゴンに来て買います。
2両編成ですから、乗客が簡単に買いに来れます。
原則として定位置固定で、需要を喚起するために2回くらい巡回するというイメージでした。
【2】買った品物
「いろどりSATONO」の車内販売で、私は次の品を購入しました。
《1》牛肉どまんなか煎餅
米沢の有名駅弁「牛肉どまんなか」が揚げせんべいになりました。
軽くて食べやすい煎餅です。
《2》おしどりミルクケーキ
山形の地元のお菓子です。さくらんぼ味は240円です。
パッと見たら、薄い板状のチョコに見えます。
《3》地ビール【下り仙台発限定】
仙台の「ゆりあげ麦酒醸造所」のビール600円です。
仙台発には仙台の地ビール、山形発には山形の地ビールを販売します。
《4》地ビール【上り山形発限定】
ビン入りのビールです。
カップと瓶だと、環境面では色々考えるのですが、気分は高まります。
《5》さくらんぼサイダー180円
手軽な飲み物があるのは助かります。
《6》パインサイダー200円
「パインサイダー」で検索すると、この山形の商品が出ます。
山形の特産品を販売するなら、入れたい1品でしょう。
《+α》上杉カルパス
おつまみとして「上杉カルパス」がありました。
正確に言うと、朝の新幹線「つばさ」で購入した品です。
新幹線で食べずに、仙山線の中で地ビールのつまみにした次第です。
【3】車内販売メニュー
今回買った品の他にも、日本酒、ワイン、グッズも販売しています。
アイスも2種類ありました。
地元の品を、ここまで揃えるのは手間がかかったと思います。
【4】うけとりっぷ
JR東日本の観光列車で、弁当や果物類を予約注文できるシステムが「うけとりっぷ」です。
「リゾートしらかみ」「海里」などでも、弁当などが予約できます。
「仙台×山形よくばり弁当」(松川弁当店1800円)は、特注弁当のようで、8日前までの申込みです。
ただ、「牛肉どまんなか」(新杵屋1580円)でも6日前というのは、早すぎです。
急な用事で行けなくなったリスクを考えると、美味しい駅弁でも今回は注文できませんでした。
弁当以外にも、「とろける深層プリン」390円、「ぶどうの宝石パック」1500円、「カンパイ♪山形セット」3100円などがあります。
「うけとりっぷ」に関しては、偶然同じ列車で往復した ホームタウン特別急行さん のブログに、写真入りで詳しく説明があります。↓
この時は、車内販売でも売られている「笹かまぼこ」↓を差し入れしていただくなど、お世話になり感謝いたします。
【5】車内に花笠&記念撮影ボード
山形の花笠まつりで使われる花笠が、車内の数カ所に飾られています。
記念撮影ボードも置かれています。
乗車扉付近には、花笠と、おすすめ観光コースのパンフレットが置かれていました。
【6】駅からの見送り
10月の仙山線運行の初日ですので、各部門の責任者風の方が何人か乗務、そしてホームで見送りしてくれました。
★仙台駅
横断幕の用意と、仙台駅のゆるキャラ「トキムネくん」の登場です。
仙台駅から発車する時の様子です↓
★山形駅
横断幕を2つ掲げてくれました。
ゆるきゃら「つどりぃ」も参加です。
★山寺駅
仙山線の山寺駅から、有名な山寺が見えます。
私も1度登ったことがあります。
ホームに降りることができますので、山寺の撮影、列車の撮影をする人が目立ちました。
【7】昼食は駅ビルで
「いろどりSATONO」で往復すると、山形で1時間17分の滞在時間ができます。
観光をするには、駅付近の目的地を絞ってパッと出かけないと間に合わない微妙な長さです。
「まずは駅付近で腹ごしらえ」と、昼食を取っていたら、あと35分になって、観光せずに戻ることになりました。
駅ビルのカルビ丼とそばのセットです。
【8】乗って感じたこと
★仙台・山形とも交通の便が良い
山形からも新幹線で東京に帰れますから、片道だけの利用も十分できます。
様々な観光に加えて、片道SATONOというプランも良いですね。
★車窓案内をもっと
何回か列車から見える車窓案内・観光案内がありました。
仙山線は自然豊かな路線ですが、眺めただけで分かる景色は、山寺など限定されます。
定期的に走らせるならもっと案内を増やしては?
★飲食とセットのプランを
グリーン車の座席・テーブルは飲食に適した造りになっています。
だったら、豪華な弁当・飲み物・スイーツセット(3000円ほど)とグリーン車指定券(2000円)をセットにした旅行商品を設定すると、JR東日本としては収益が上がると思います。
●SATONOの車両についてはこちら↓
●「海里」に乗った話はこちら↓
●「快速湯けむり」に乗った話はこちら↓
●JR東日本の列車の記事はこちら↓