ご存知な方も多くおられると思いますが、幕藩体制で最後の征夷大将軍だった、第15代 徳川慶喜(とくがわよしのぶ)公が撮影された写真です。
現在の東海道本線 安倍川鉄橋を渡る上り列車で、1893(明治26)~1897(明治30)年ころに、撮影された写真だそうです。
世界で1番古い国だとギネスブックにも載る日本国ですが、2000年弱の歴史で文明と文化は育まれ蓄積して、現在の日本があるはずなんですが。
なぜかこの時代を「文明開化」と呼んでいて、子どもの頃から違和感を感じる明治時代です(笑)
![Original photograph,Japanese railways in the 1890s,Photographed by Shogun Tokugawa Yoshinobu](https://stat.ameba.jp/user_images/20241016/22/miyashima/d5/0d/j/o1080081315498775327.jpg?caw=800)
平安時代や鎌倉時代、室町時代から江戸時代へと続く中で、現在も遺る文化遺産の建築物ですが、あれだけの物を建てるには、物理学・建築学・数学に長けていて、デザインもそうとうなレベルに感じます。
どう見ても、控え目に言っても、世界トップクラスの文明と文化があった証拠なんですけどねぇ。
明治時代になってから発達したのは、金融力と工業力で、それに伴って産業が発達したのですけれど、それはその前から続く2000年弱の文明と文化の上に、新たに乗せられた新時代です。
で、冒頭の写真は鉄道の日と言うことで、トリミングと色つけをしてみたもので、このモノクロ写真が徳川慶喜公が撮られた、正規の作品です。
鉄道の日は日本で鉄道が正式開業した10月14日なのですが、既に4日も過ぎてしまっていることは、もう日程上 仕方ないとしか言えません(笑)
徳川慶喜公の写真と言えば、この鉄道写真が使われることが多く、日本初の撮り鉄との称号もあるようですが。
実際は、最後の征夷大将軍としての目で、新時代を迎えて移り変わる日本の風景を、たくさん撮られている中の1枚です。
慶喜作品群は現在において第一級の歴史資料となっていて、江戸幕府終焉後の新時代において、最後の偉大な仕事をされたと評価される、歴史資料です。
モノクロ写真の色つけと言えば、先日、この山陽鉄道の機関車 4形 ── 後の 国鉄 5400形も色つけして貼っています。
慶喜公が撮られた機関車は官鉄 7010形と推測され、東海道そして山陽や東北から九州まで、鉄道が延伸され続けた時代で、雑多な形式が数多く輸入された時代です。
山陽鉄道の5400形と官営鉄道の7010形も、輸入年は異なりますが、約130年前の同時代に日本の運輸を担った、エース形式であったことは間違いの無いところです。
この2枚の蒸気機関車ですが、上が去日にUPしている山陽鉄道の5400形、下が今回新たに色つけしてみた、官営鉄道の7010形です。
![Steam locomotives and Shinkansen,Type 230,Type 500,Japan](https://stat.ameba.jp/user_images/20210117/05/miyashima/47/2a/j/o1080060714882725174.jpg?caw=800)
152年目の鉄道の日は、新幹線開業60周年と言うことで、1枚目はこんなイメージ写真を作ってみました。
鉄道開業時の1号機関車と、最新鋭の新幹線車両 E8系なんですけど、これぞまさに鉄道150年の進化と言えます。
新幹線システムとして60周年であるのですが、同時に東海道新幹線の開業60周年でもあるので、場所は京都鉄道博物館なんですが、過去の写真からこの2枚を選んでみました。
日本初の国産機関車 230形 233号機と かつての世界最速500系新幹線、本館 ガラスの中にいる230形蒸気機関車とガラスに写る0系新幹線です。
![Demon Slayer, Mugen Train and Galaxy Express 999,Japan](https://stat.ameba.jp/user_images/20241017/18/miyashima/6e/97/j/o1080060715499056446.jpg?caw=800)
![Limited Express Twilight Express and Cruising Train Twilight Express Mizukaze,Japan](https://stat.ameba.jp/user_images/20241017/19/miyashima/43/e6/j/o1080060615499070335.jpg?caw=800)
0系新幹線も、かつては世界最速だった時代があり、長らくヨーロッパの鉄道に奪われていた世界一速い称号を、奪還したのが500系新幹線でした。
京都鉄道博物館と言えば、一味違う保存車両が豊富で、学習施設としても充実しているのですが、それに加えてさまざまなイベントも催されます。
鬼滅の刃の無限列車は九州・西日本・東日本でコラボ列車が走りましたが、8620形機関車を使用したのは、西日本と九州でした。
西日本では本線走行こそできなかったものの、ほぼオリジナルな容姿の8930号機がスチーム号で、無限列車として運転されたのには痺れました。
![Limited Express Twilight Express,Slonef 25,Limited Express Hokutosei,Ohanef 24,Japan](https://stat.ameba.jp/user_images/20240902/04/miyashima/3d/07/j/o1080060715481614301.jpg?caw=800)
![Limited Express Twilight Express,Ohanfu 24,Limited Express Nihonkai,Ohanfu 24,Japan](https://stat.ameba.jp/user_images/20240902/03/miyashima/81/af/j/o1080060715481612122.jpg?caw=800)
また京都鉄道博物館で保存されていたカニ24でしたが、その重量に老朽化したシャシーが耐えられないことから、解体処分されたことも悲しい記憶です。
過去にUPした写真の中から、特急トワイライトエクスプレスの三形態を選り抜きで、ここへ貼ってみました。
特急北斗星も特急日本海も既に思い出の列車ですが、カニ24形は奥へオロネ24形と、つばめマークが入った除煙板 ── C622とを、苦労して撮ったのですが、私の宝物写真となりました。
オロネ24形の方向幕は「特急日本海 大阪」の表示で展示されていて、以前 他の記事でも言ったのですけど、たまには「特急日本海 函館」の表示とかもして欲しいと切に願うところです。
思い入れがあってノスタルジーに浸るのも、また明日から生きていくための″命の洗濯″だったりするのですから、ホントねぇ、心からお願いしたいのですけど。
さて、ノスタルジーと言えばブルートレイン全般に言えるのですけれど、広島から東京へ行くのによく使ったのは、朝をゆっくり過ごしたいことから、特急はやぶさが1番よく利用しています。
続いてが特急あさかぜで、東京へ行く場合と宮島口から立ち席特急券で小郡(新山口)へとか、便利に使わせて頂きました。
ブルートレインが無くなって、よっぽどの用事が無い限り、京都より東へ行くことが無くなりました。
と、言うことで、今年の鉄道の日の記事は、4日遅れなものの こんな感じの記事となりました。