東京メトロの路線図を見ていると、不思議なことに、皇居(江戸城)の真下を避けるように走っているのがわかります。
都市伝説では、天皇陛下がいざというときに避難するための施設や核シェルターがあるのではないかという話を聞いたことがありますが、真相は定かではありません。
この皇居は、江戸城の内堀に守られていますが、この内堀の真下を通り、ギリギリを攻めている路線をご紹介します。
「あ、濠の下はいいんだ…汗」と思いました。
1,東京メトロ有楽町線
有楽町線は、桜田門駅~有楽町駅間で皇居の南側の濠の下を通ります。
井伊直弼が暗殺された桜田門や観光名所にもなっている皇居外苑のすぐそばを地下鉄が走っているなんて夢にも思わないでしょうね。
2,東京メトロ半蔵門線
半蔵門線は、神保町駅~大手町駅間で皇居の東側の濠の真下を通ります。
神保町駅~大手町駅間は駅間距離が1.7kmと半蔵門線の中では比較的長いのですが、濠の真下でなかなかのカーブをしており、所要時間も体感長めです。
3,東京メトロ東西線
東西線は、竹橋駅~大手町間で、先ほどの半蔵門線と同じような場所で濠の真下を通ります。
さらに贅沢なことに、竹橋駅のところも濠の真下を通っていて、駅自体も濠直下です。
また、画像はありませんが、九段下駅~竹橋駅でも別の場所で濠の下を通っており、東西線は濠直下のパラダイスと言えます。
なお、東京メトロや都営地下鉄の他の路線は濠直下は通っていません。
また、大阪には大阪城公園がありますが、大阪城公園の軟式野球場の真下を大阪メトロ長堀鶴見緑地線が通っています。
何気なく歩いている場所の真下に実は地下鉄が走っているところはたくさんあるので、ぜひGoogleMapでオンライン散歩をしてみて、調べてみてください。