以前、「常磐線」と「常磐線快速電車」の違いは何かについて解説しました。

 

 

 これに似た話として、「中央本線」と「中央線快速電車」はどう違うんだ?と思った方もいらっしゃるでしょう。今回はこれについて解説します。

 

1.ずばり見分けるポイントはこれ!

 結論から言うと、常磐線と同様「車両の色」と「運行区間」イメージすると分かりやすいです。

 

(1)中央線快速電車

 中央線快速電車は、このオレンジ帯の電車のことを言います。主な運行区間は東京~高尾間ですが、青梅線に直通するものもあります。

 大雑把に覚えるなら、「東京~高尾の間を走っている、オレンジ帯の電車」と覚えておくとよいでしょう。

 

(2)中央本線

 「中央本線」といわれる電車は、上の写真のような水色と若緑色帯の電車で運行されており、主に高尾~松本・長野方面で走っています。

 覚え方としては、「山梨や長野で走っている、水色と若緑帯の普通列車」と捉えておくとよいでしょう。

 

2.どちらも走っている区間もある

 「中央本線」と「中央線快速電車」は、高尾駅を境に東西で走行区間が分かれているのですが、一部の中央本線は高尾から東側の立川まで、中央線快速電車は高尾から西側の大月、さらには富士急行線の河口湖まで乗り入れるものもあります。また、線路自体は特急列車を含めて共用しています。

 その関係で、人身事故などが起こってしまうと、お互いに影響が出てしまい、「中央本線は、中央線快速電車での人身事故の影響で、遅れが出ています」という事態になるというわけです。

 

3.まとめ

 いかがでしたでしょうか。車両の色や走っているところで違いを見分けるのがポイントです。路線図でも中央本線は紺色、中央線快速電車は橙色のラインで区別されているので、色で区別するのが一番分かりやすいでしょう。

東京近郊路線図(車内掲出版) (jreast.co.jp)

 

 今回の記事が、皆様の参考に少しでもなれば幸いです。