日帰りで「ことこと列車」に乗りに行きました。先月9月23日です。
福岡県の第三セクター「平成筑豊鉄道」の観光列車「ことこと列車」、
豪華な車両、素敵な接客、素晴らしい料理・・・魅力が多数詰まった観光列車です。
年に1回は乗りに行きたいと思っていましたが、なかなか休みが取れません。
そこで、強引に千葉県から福岡県まで、日帰りで強引に乗りに行きました。
【1】豪華な車両
水戸岡英治氏が設計した定評ある水戸岡車両です。
JR九州の「ななつ星」はじめ、多くの観光列車を作り出した巨匠です。
その中でも、ことこと列車は「やませみかわせみ」「ふたつほし」よりも上の高級感だと思います。
2人用の座席↓。
水戸岡色全開の内装です。
4人用の席はこちら↓
やはり広々としています。
1人客は、こちらのソファー席の利用となります。
こちらも2人で乗れるスペースがありますけど。
(↑内装の写真4枚は2020年撮影)
車内の観光パンフに、なぜか京都丹後鉄道が!?なんで。
列車の先頭に掲げられている絵は、ハロウィンバージョンに(^^)/
【2】素晴らしい食事
「ことこと列車」の食事は、福山剛氏監修。
独創的な料理ばかりで、無難な品が無いと言えます。
わざわざ何度も「乗りに行く」「食べに行く」気分にさせられる料理です。
★ことことボックス
平成筑豊鉄道が走る地元市町村産の食材を使った料理が詰まっています。
派手な料理も良いのですが、わざわざ筑豊地域に来たのだから、その地域の品を食べるのはポイント高いです。
この「ストーリー」を、しっかり説明してくれるのは嬉しいです。
こういう説明だと、料理に関して尋ねる機会になります。
★地元産かぼちゃのムース
味よりも、2段の層の鮮やかさと、空中に浮かぶ料理となる器に目が行きます。
★あわびのリゾット 椎茸と焦がしバターのエスプーマ
お皿には、山のふもとを走る「ことこと列車」が描かれています。
大きなアワビです。
加熱調理した場所は、車内です。
良い香りがしてきたと思ったら、車内で作っていたのですね。
★牛肉ほほ肉のパピオット
★はちみつレモンジンジャー600円
地元福智町産はちみつレモンソルベ使用、ノンアルコールの飲み物です。
初期のころから乗務しているアテンダントさん、私のようなマニアにはラベルが付いたビンを一緒に撮りたいのでは?と気を配って持ってきてくれました。「くろまつ」や「越乃シュクラ」でも、この技は見かけました。
相当レベルが上がっています。
★ホットコーヒー0円
最後にホットコーヒーをいただきました。
ことこと列車の絵柄がカワイイです。
この他、地元のミネラルウォーター「直方隕石の里 力水472」も置かれています。
参考までに、飲み物のメニューです↓
【4】申し込みはホームページから
「ことこと列車」は、公式ホームページから申し込めます。
受付業務を旅行会社の「日本旅行」に委託しています。
申し込み後は、日本旅行から、案内のメールが届きます。(郵送物はありません)
メールをプリントして、当日に発車する直方駅の受付に提示するのです。
人気が高く、観光シーズンは連日満席になりやすいです。
素晴らしい料理ですから、お高めの19800円となります。
ホームページに、あと何席の空きがあるか表示されています。旅行に行ける日程が固まっていない場合は「空席が少なくなってきたから仕事が入る可能性が少しあるけど申し込まなきゃ」などと判断しやすくなります。空席があっても、「各出発日の前日より起算して10日前まで(締切日が土日祝日にあたる場合はその直前の受付日まで)」が申込期限になります。1週間前が期限の観光列車より、少し早くなっています。
なお、送信された「最終日程表」の提示で、旅行当日の平成筑豊鉄道の普通列車に乗ることができます。
【5】沿線の景色
沿線の景色ですが、前半は、のんびりした田園風景です。
昔は石炭輸送で本数が多かったため、複線区間があります。
非電化複線を、かぶりつき席で眺めるのは快感です。
車内から眺めると、切り取った絵のようです。
何回か停車して、運転士による景色の案内があります。
神社の参拝に線路をまたぐ場所です。
狛犬がひっくり返っています。
第四種踏切にもなっていない気がします。
「ことこと列車」の続きは近いうちに。
●今までの「ことこと列車」の記事はこちら↓
●日帰りで「ことこと列車」に乗った前後の話はこちら↓