こんばんは。
明日10月7日は近鉄の歴史が変わる日です。待望の通勤用新型車両「8A系」がついにデビューする日となりました。最初の発表からおよそ2年半、あっという間だったようなようやくという感じのようなところですが、実に24年ぶりに近鉄の通勤用車両の最新鋭が入れ替わる時が来ました。それによってついにシリーズ21が最新鋭という時代が終わりを告げます。
今回は今後世代的には2番手になるシリーズ21の写真をピックアップしてきました。シリーズ21は京都市営地下鉄直通用の3220系が2000年に登場したのを皮切りに、本線用2両編成の9020系、6両編成の9820系、そしてデュアルシートの5820系と合計4形式、トータルで42編成が製造されましたが2009年を最後に製造が打ち切られ近鉄全体で見るとかなり少数派の最新鋭車両となっていました。特に阪神直通に重点的に充てられ、奈良線以外では見られる方がレアとい存在でした。
このシリーズ21はなんといっても外観がこれまでの近鉄とは一線を画したデザインとなっていました。今度搭乗する8A系はこれまでの近鉄らしいマルーンをまとっているため、薄いベージュ塗装は今後もこのシリーズ21のみとなっていきそうです。ただ、新型車両の8A系は阪神直通非対応のため阪神方面への快速急行や普通列車はこのシリーズ21が近鉄の顔として今後も直通を続けていきます。直通対応編成には1026系や1252系などシリーズ21よりも一世代前の車両もいるため、今後近鉄の顔として直通用の新型車両が登場する可能性もあるため、その時にシリーズ21がどのようになっていくのか気になるところではあります。