「特急アルプス」で黒部ダムの旅はいかが!?
みなさまこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
世間では特急アルプスの運転で大盛り上がりでございますね。
さて、今回は6年前の2018年、ムーンライト信州を利用して黒部ダムを観光したときの旅行記となります。ムーンライト信州が特急アルプスとして復活した今、そして立山トンネルトロリーバスの運行終了が迫った今、「特急アルプス」で立山黒部を訪れてみませんか。
(おことわり)
この記事では、2018年当時の旅行記を扱っております。青字で現在の情報を注釈することとしておりますが、内容を保証できかねますので、ご旅行を計画される際にはご自身でよくお調べいただきますようお願いします。
特急アルプス
2024 10/11,11/1
新宿23:58→白馬06:22
E257系2000番台9両編成
2018年9月22日
新宿駅10番線
【本日の列車・お宿】
ムーンライト信州81号 白馬行
189系長ナノN102編成(あさま色)
2007年生まれ、185系ばかりの東北線沿い・大宮で育った私にとって、実は初めての189系でした。
実はこの日は21時前に国立駅で人身事故が発生しダイヤが乱れており、所定23:54発のところ、発車順序待ちのためジリジリと遅れが拡大。
0:00:00、日付が変わったのと同時に6分遅れで新宿駅を発ちました。
現在運転されている特急アルプス号は、新宿駅を23:58に発車します。
深夜でも煌びやかな新宿大ガードの景色と鉄道唱歌のオルゴールの音色、最初で最後の素晴らしい経験でした。当時は中央線には疎く、ぼんやりと夜更けの車窓を眺めていると、気付けば立川、八王子と止まっていき、外を見ても暗くて何も見えないほど山深いところへ来てしまいました。
八王子到着。遅れは回復し、0:40定発。
現在運転されている特急アルプス号は、八王子を0:44に発車します。
車内で睡眠を取ることは出来ましたが、松本を出たあたりで寒くて目覚めてしまい、最後の1時間ほどはあけぼのの信州・安曇野を眺めることにしました。
5:11、信濃大町駅に到着です。おはようございます。
現在運転されている特急アルプス号は、信濃大町に5:52に到着します。
2024年9月現在、特急アルプス号から乗換可能なバスは「6:15発 扇沢行」となります。
扇沢駅に到着。関電トンネルトロリーバスへ乗り換えます。
黒部ダムまでの所要時間は16分ほど。
2024年現在、関電トンネル電気バスは午前7:30より30分間隔で運行しています。10/12は6:30発/7:00発の臨時便が運行されます。
「バス」といいつつも法律上は「鉄道」です。このときは関電トロリーバス最後の年。この約2か月後に運行を終了し、翌年からは電気バスへ転換されました。
黒部ダムに到着!
1956年から7年間の超難工事を経て完成した日本を代表するダムですね。
殉職者は171名。工事に伴うケガ人はほぼいないそうです。なぜならケガでは済まないから。まずは黒部ダムに通ずるトンネルを掘るところからスタートするわけですから、想像を絶する過酷な作業が必要だったのでしょう。崖に張り付けられた30cmくらいの木板の上を大荷物を背負って15km歩くとか、工事用資材を背負って断崖絶壁を登るとか、いろいろな映像資料が残っていました。
ときには、そんな先人の努力を思い出し、感謝しながら生きていきたいものです。
2024年11月末で運行を終了し、電気バスへ転換する「立山トンネルトロリーバス」は、このあとケーブルカーとロープウェイを乗り継いだ先。
トロリーバスはこれをもって日本から姿を消すことになります。さらに進むと美女平の絶景を見ながら富山側へ抜けられます。
お昼になりましたので、ダムカレーで腹ごしらえ。
さて、私はここで扇沢へ引き返し、長野行の特急バスに乗車。
扇沢駅ではトロリーバスグッズを、長野駅では信州土産をたらふく購入。
9月はりんごの出荷には少し早めですが、品種によっては全盛期。食欲の秋ですね。
あさま628号で大宮へ帰宅しました。
ムーンライト信州で行く黒部ダムの旅、いかがでしたでしょうか。特急アルプスと名前を変えた今でも、十分この旅の魅力を味わえるかと思います。黒部ダム観光、アルペンルート走破、安曇野観光、糸魚川に抜けるなど、様々な楽しみ方ができると思います。暑さも和らぎお出かけしやすい季節となってまいりました。
ぜひ、「特急アルプス」で秋色深まる信州へお出かけください!
(おことわり)
この記事では、2018年当時の旅行記を扱っております。青字で現在の情報を注釈することとしておりますが、内容を保証できかねますので、ご旅行を計画される際にはご自身でよくお調べいただきますようお願いします。
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