今回は、HD300形の紹介をさせて頂きます。



  ​HD300形ハイブリッド機関車の概要


(HD300形ハイブリッド機関車)

HD300形ハイブリッド機関車は2010年から製造されているJR貨物の機関車です。

従来、貨物駅構内で入換作業を担当していたDE10形ディーゼル機関車やDE11形ディーゼル機関車が老朽化していた事から、これらの車両を置き換えるために導入されました。


試作機の900番台と基本番台(0番台)、寒冷地仕様の500番台が存在します。


  ​性能・投入両数

構内入換時の最高速度は45km/hです。

無動力回送時は貨物列車と同じ110km/hとなっています。



  ​運用


(入換作業を行うHD300)

貨物駅各駅での入換を担当しています。


札幌貨物ターミナル駅、盛岡貨物ターミナル駅、熊谷貨物ターミナル駅、宇都宮貨物ターミナル駅、倉賀野駅、八王子駅、南松本駅、東京貨物ターミナル駅、相模貨物駅、新座貨物ターミナル駅、越谷貨物ターミナル駅、隅田川駅、沼津駅、名古屋貨物ターミナル駅、稲沢駅、大阪貨物ターミナル駅、吹田貨物ターミナル駅、安治川口駅、岡山貨物ターミナル駅、東福山駅、広島貨物ターミナル駅、大竹駅、岩国駅、新南陽駅、福岡貨物ターミナル駅などで入換作業を担当しています。(2024年現在)


定期検査の為所属機関区に帰区する等で本線上を走行する際は他の機関車に牽引or貨物列車に連結する形で無動力回送されます。


  ​所属車両基地

・新鶴見機関区(901.1~15.17.30~35.37)

・岡山機関区(HD300-16.18~28.36)

・苗穂車両所(HD300-29.501.502.503)


  ​定期検査担当箇所

日常的な検査は所属機関区で、大規模な検査は大宮車両所や苗穂車両所で行われています。


以上、HD300形の紹介でした。

「鉄道車両解説」一覧はこちらから御覧頂けます。


イベントバナー